飼い主のいない動物たちへの愛情の証です
人と動物が共生できる社会
ペットを飼うにあたっての責任
地元の小学生からのメッセージ
熊本市では犬猫の殺処分数を激減させることが出来ましたが、これでペットの飼い主さんのマナーが良くなったかというと、残念ながら答えは「ノー」です。
相変わらずペットに関する苦情は多く、現場対応の苦情処理は毎年1,000 件を越します。「犬の放し飼い」「鳴声」「糞の放置」「飼えなくなった」等々です。
ペットを飼うにあたっては、色んな責任が発生します。
ペットは物ではなく命ある生き物だからです。
「動物に対する責任」と「社会的責任」が発生します。動物に対する責任とは最後まで飼う、迷子にさせない、動物にとって快適な飼育環境を与えるなどの責任です。社会的責任とは、犬を飼う方の義務である犬の登録と毎年1 回の狂犬病予防注射です。これは犬を病気から守るだけでなく、人を狂犬病から守るのです。
また、飼い方に関しては他人に迷惑をかけないことが原則です。動物が嫌いな方もいらっしゃるのです。「ペットは家族の一員」という言葉はよく聞きますが、これからは「ペットも社会の一員」という広い考えを持っていただきたいとお思います。これからは飼い主の方のペットマナー向上が不可欠です。飼い主の方全てが、他の方に配慮し自覚と責任を持って動物を飼育すれば、本当の意味での「人と動物が共生できる社会」が実現するのです。