飼い主のいない動物たちへの愛情の証です

保護犬・保護猫がつなぐみんなの幸せ特集 2014年

ストーリー Vol.4 マックス&ツボミ すずき動物病院(石川県小松市)

元保護犬・マックス&ツボミ、院長のパートナーとして活躍中!

元保護犬・マックス&ツボミ、院長のパートナーとして活躍中!

ストーリー Vol.4 すずき動物病院

今回、セーブペットプロジェクト(以下、SPP)のスタッフが訪ねたのは、石川県小松市にあるすずき動物病院。病院のドアを開けると、2頭のワンちゃんたちが元気に出迎えてくれました。鈴木隆史院長の愛犬、マックス(雑種・ ♂、推定6歳)とツボミ(雑種・ ♀、推定6歳)です。実は2頭とも、元保護犬。いずれも石川県内の保健所に迷い犬として収容されていたところを、SPPの支援先である動物愛護団体「石川ドッグレスキュー」に保護された犬たちです。

県内の保健所で勤務経験のある鈴木先生は動物愛護に関心が高く、開業以来ずっと保護された犬たちの健康管理をサポート。年間100頭前後の保護犬・猫の健康診断や去勢・避妊手術、ワクチン接種、そしてフロントライン プラスによるノミ・マダニ対策などを他の獣医師と手分けして一手に引き受けており、マックスとツボミもそのうちの1頭だったのです。「マックスは当時、見た目もボロボロで健康状態も悪くて、引き取り手が見つからないというので、私が飼うことにしました。ツボミは一度、一般のご家庭に引き取られたのですが、『犬フィラリア症陽性なので飼う自信がない』ということで団体に戻された出戻り犬。獣医師の私なら飼えるだろうということで、私が引き取ることにしました」。鈴木先生は2頭のほかにも、ブリーダーから安楽死を…と連れ込まれた秋田犬の「コマチ」(♀・ 6歳)と元保護猫2頭も家族として迎え入れています。今ではどの犬や猫も、元気いっぱい。

特に元来陽気な性格であるマックスは、弱った動物が来院した際や、急患の対応などで院内が緊迫するとそれを察知して自ら奥の部屋に退き大人しくしていたり、愛犬や愛猫が病気になり不安そうな 飼い主様に寄り添うなど優しい気配りができる看板犬なのです。忙しく働くスタッフの皆さんにとっては癒しの存在でもあり、「病院では有能なカウンセラーであり私のパートナーですね」と鈴木先生。飼い主さんの中にも、マックスのファンが多いそうですよ!

高齢や病気のワンちゃん、ネコちゃんにもチャンスを!

ストーリー Vol.4 すずき動物病院

石川県では、数年前に県が一部の保護犬・猫の譲渡活動を開始したため、県内での殺処分数は減少傾向にありますが、まだまだ殺処分数ゼロには程遠いのが現状です。取材当日も、石川ドッグレスキューから1頭の保護犬が鈴木先生のもとに運ばれ、健診を受けていました。「石川県では、病気や高齢の保護犬・猫は『県としては譲渡できない犬・猫』として殺処分することになっています。石川ドッグレスキューではそういったワンちゃんを主に譲り受けており、うちのマックスもツボミもそのうちの1頭。でも、今、こうやって元気に楽しく暮らしています。『譲渡できる・できない』を年齢や病気の有無で無造作に線引きしてしまうことに、私は疑問を感じずにいられません。マックスやツボミを見て、保護犬を飼うという選択肢に目を向ける人が増えればいいのですが…」と鈴木先生。実際、「犬を飼ってみたい」という相談を受けると「初めて犬を飼うのなら、あらかじめ性格がわかっている成犬がお勧め。特に保護犬はトイレトレーニングやしつけができているケースがほとんどなので、ぜひ検討してみて」と勧めているそうです。

SPPは「保護犬・猫のために何をすればわからない」という人にも、参加しやすいシステム

しかし、同時に保護犬を取り巻く現状には大きな危機感を持っているという鈴木先生。「保護犬・猫に興味を持っている人や、彼らのために何かしたいと思っている人はたくさんいます。でも、そういった人たちと殺処分寸前のワンちゃんたちをつなぐ公的機関は、まだきちんと整備されておらず、ボランティア団体の善意に頼ってしまっているのが現状です。しかし人手もお金もかかるので、団体の方々が自己資金だけで活動を存続するのは並大抵のことではないと思います」。

たしかに、保護犬・猫を安心して譲渡できる状態にするには、去勢・避妊手術などの医療費のほか、エサ代や光熱費、ペットシート代などこまごまとした出費がかさみます。「だから、石川ドッグレスキューにとって、SPPの支援先に選定され、一定の資金源を確保できたことは、大きな前進だと思います」と鈴木先生。さらに「獣医師の私から見ても、SPPは本当によくできた支援システム。自分のワンちゃん・ネコちゃんにノミ・マダニ対策をすることが、結果として保護犬・猫のサポートにつながるわけですから…。何より、保護犬・猫を助けたいけど自分では飼えない人や、具体的に何をすればいいかわからない人にも、参加しやすい点がすばらしいですよね。フロントラインは商品としても非常に優れているので、これからますます積極的に投与を推進していきたいと思います」と嬉しい励ましの言葉をいただきました!

鈴木先生や病院スタッフの皆さんの愛情に包まれて、すっかり落ち着き、穏やかに暮らしているマックスたち。これからも先生の片腕として、がんばってね!

 
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