飼い主のいない動物たちへの愛情の証です

第8回 坂井家とakiくん

犬派・猫派のご夫婦と犬好きのご両親

「セーブペットプロジェクト」(以下、SPP)では、動物病院で処方されるフロントライン®シリーズやネクスガード®シリーズ、メリアルのフィラリア症予防薬、犬・猫用オールインワン寄生虫ケア薬、そして犬用デンタルガム・オーラベット®の売り上げの一部を新しい家族を探す犬や猫たちのために役立てています。
この特集では、SPPの支援先である動物保護団体から保護犬、保護猫を引き取った家族のお話をご紹介しています。

今回は、NPO法人アニマルレフュージ関西(以下、ARK)からプードルミックスのakiくん(♂推定5歳)を引き取った大阪の坂井家を訪ねました。

息子の「犬を飼いたい」というひと言をきっかけに

大阪の北西部に位置する箕面市は、国定公園を擁する自然豊かなベッドタウンであり、ペットを飼う人も多いエリアです。この日迎えてくれたのは、生まれも育ちも箕面市の久美子さんと会社員の夫、博己さんでした。ともに犬を飼ったご経験はありませんが、久美子さんは子どもの頃から犬のいる暮らしに憧れがありました。一方の博己さんは、独身時代に猫を飼っていて、犬というよりは猫派。しかし、結婚後は仕事に没頭するあまり、ペットを飼うことに消極的でした。

そんなお二人のうち、最初に保護犬と接点を持ったのは久美子さんでした。実は、久美子さんは廃材を資源に障害者による製品づくりやワークショップを展開するアップサイクル事業(廃材や使われなくなった物をより良い製品に変換して価値を高めること)“ヴィークラフト”の代表を務めています。そして、その活動の支援先として動物保護団体のARKとつながったのです。久美子さんは、廃材でARKのチャリティーグッズを作り、里親会で販売する機会を通して、犬を飼いたいという気持ちを胸に秘めるようになります。しかし、その気持ちに火をつけたのは、受験生の息子さんでした。

「息子が受験でストレスを抱えているようなので、ある日『何か気分転換になるようなことをしたらどう?』と声をかけたのです。そうしたら、『犬を飼いたい』と言うのです。私も犬を飼いたい気持ちがあったので、それなら、飼おうかと。主人は最後まで渋っていましたが(笑)。」そう話す久美子さんに、博己さんはこう言います。「犬を飼うと必ず散歩をしなければいけないと思っていたので、そりゃあ躊躇するよ(笑)。」とはいえ、最後には受験生の息子のためならと、博己さんも犬を飼うことに賛成し、家族3人でARKのシェルターを訪ねるのです。

この頃(2016年10月)、ARKのシェルターには、飼い主が急逝したために取り残されてしまった11頭の犬たちがいました。彼らはゴミ屋敷化した悪臭たちこめる室内からレスキューされた犬たちでしたが、健康状態はいたって良好で、ARKで被毛を刈り、医療処置を受けた後でした。久美子さんはそのときのことをこう話します。「子犬が3頭ほどいたので、最初は子犬がいいなと思うわけです。でも、スタッフの方から『初めて犬を飼うなら、やんちゃな子犬よりも成犬がいい』とアドバイスを受け、最終的にうちに合いそうな大人の犬を3頭ご紹介いただきました。次に、それぞれと散歩をした中で、最終的に主人と息子がこの子に決めて、3回通った後に連れて帰りました。」そのとき、帰りの車の中で息子さんがつけた名前が“aki”でした。「日本の名前がいいということで、秋に来たから、aki。単純でしょ?」と久美子さんは笑います。こうして、akiくんは、坂井家に迎えられるのです。

“犬はかすがい”といううれしい発見

あれから半年が過ぎた今、akiくんとの暮らしぶりについてお二人に尋ねてみると、「実は、思ったよりも大変じゃなかったんです」と、博己さん。「この子はとてもおとなしく、また不思議なことに他の犬が大の苦手で、よその犬が吠えていると散歩に出ようとしないんですね。犬にもいろいろいるんだなと思いました」(博己さん)。それについて久美子さんは「以前大勢の犬といたときに、他の犬からいじめられていたんじゃないかな」と、指摘します。「akiはすごく恐がりな子。人に対しても緊張するので、散歩で人とすれ違うときもすーっと避けたりします。きっとお散歩に連れていかれたこともないのでしょう。ARKさんから、嫌がるようなら無理に散歩に連れ出さなくてもいいとお聞きしたので、akiの気分がのらないときは家の庭で遊ばせています」(久美子さん)

すると博己さんが「あそこにドッグランも作ったしね」と、庭先に人工芝を敷いたお手製のドッグランを見せてくれました。「庭はおもに主人がやってくれました。以前うちの庭は草ぼうぼうで、木も生い茂っていたのですが、akiが来てからというもの、主人は『(フィラリア対策で)蚊が出て来たらいけない』と、日々草取りをしてくれましたし、脱走防止の柵をつけたり、ネットを張ったり……。普段家のことをやらなかった人が、akiが来てからはとても頑張ってくれました。また、それまで会話のなかった息子がakiがきてからは話すようになりました。変わったのはうちの家族ですね。“子はかすがい”じゃなく、まさに“犬はかすがい”でした。」そう話す久美子さんはとても嬉しそうです。

一緒に散歩に出かけることで見える風景が変わった!

さらに、akiくんが来たことで久美子さん自身にも変化があったと言います。「これまでは家事や自分の活動をこなすのに必死で、パソコン作業も多く、肩こりがけっこうきつかったんです。でも、散歩ではこの子を見ていなければならないので、仕事は一旦置いて、散歩に集中するじゃないですか。すると、これまで目にもとめなかったお花や景色を楽しめるようになりました。山の方まで行っては、四季折々の景色を眺めていると、頭の中がリフレッシュして、肩こりも自然となくなりましたし、本当にいいことばかりでした。」

逆に大変なことはなかったかと伺うと、久美子さんはこう話します。「akiは、普段家にいる私と一緒に過ごすことが多く、私が立ち上がってどこかに行こうとするだけで、すぐに後をついてくるようになりました。ひとりが心細いようで、私の姿が見えないとずっと鳴いています。仕事で1日いないときもあるので、私がいないことに慣れさせないといけないのですが、それがなかなかできていませんね。でも、お散歩はちょっとずつ慣れてきましたし、あとは社会性がついてきてお友達ができればいいなと思っています」

坂井家に来てからというもの、akiくんは体重が少し増えたと言います。「そろそろダイエットフードが必要ですね」と久美子さんは笑います。自然の豊かな土地柄、フィラリア症やノミ・マダニ対策は欠かせませんが、それらが1剤でできるソフトチュアブルタイプのお薬はakiくんのお気に入り。「ごちそうのように喜んで食べますよ」(久美子さん)。家族の愛情に包まれてakiくんの心の傷が癒えるのも時間の問題でしょうか。もうakiくんは、坂井家にとってかけがえのない家族の一員ですから!

ARK アニマルレフュージ関西 http://www.arkbark.net

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