飼い主のいない動物たちへの愛情の証です

第10回 小林家とロビンちゃん

犬派・猫派のご夫婦と犬好きのご両親

「セーブペットプロジェクト(SPP)」では、動物病院で処方されるフロントライン®シリーズやネクスガード®シリーズ、メリアルのフィラリア症予防薬、犬・猫用オールインワン寄生虫ケア薬、そして犬用デンタルガム・オーラベットの売り上げの一部を新しい家族を探す保護犬や保護猫たちのために役立てています。

この特集では、SPPの支援先である動物保護団体から保護犬、保護猫を引き取った家族のお話をご紹介しています。今回は関東を中心に犬猫の保護活動を展開する「ちばわん」から保護犬のロビンちゃんを引き取った小林家を訪れ、ご在宅の美奈さんにお話をお伺いしました。

この子と心を決めた犬とは縁がなく・・・

夫婦ふたり暮らしの小林家が相模湾に面した海の近く、湘南エリアに住まいを構えたのは、2014年のこと。ともに子どもの頃から犬を飼ってきた経験のあるおふたりにとって、犬と暮らすことは長年の夢でした。そこで、引っ越しを機に念願の犬探しをはじめたのです。

小林家が希望していたのは雑種の保護犬。なぜ保護犬がよかったのかを訊ねてみると、美奈さんはこう話してくれました。「以前、私が飼っていたのは拾った犬でしたし、夫が飼っていたのも保健所から引き取った犬でしたから、ペットショップで犬を買うという感覚がありませんでした。私たちにとっての犬は、どこにでもいる茶色い雑種の犬。それが犬らしくてよいと思っていたのです。」

湘南エリアは動物の保護団体が多く、おふたりはインターネットで情報を探してはさまざまな譲渡会に通われたそうです。好みの雑種の犬は多く、マッチングのためにひとつの団体に何回も通ったこともあったそうです。そしてついに“この子”と言える犬が見つかりました。しかし、その子はある理由から飼えなくなってしまったのです。

「我が家に約1週間居たのですが、その子の性格上、他の犬が居る環境の方がいいという事になり、トライアルが中止となりました。とても残念でしたが、その子がもっと幸せになれるお家があるのであればと思う事にしました。この子とはご縁がなかったんだなと。」

それでも、やはりがっかりしてしまい、「心が折れてしまった」と話す美奈さん。「しばらく犬のことは何も考えられなくなりました。外で犬を見かけるだけでつらくなっちゃって。」こうして、小林家の保護犬探しは中断してしまうのです。

ロビンちゃんとの出会いは、まさに晴天の霹靂

保護犬探しが再開したのは、それから数ヵ月後のことでした。おふたりが向かったのは、ちばわんの譲渡会。そこでふたりはロビンちゃんと出会うのです。

「夫がもう一度探そうと言ってくれて、ちばわんさんの“いぬ親会”に行きはじめたら、3回目くらいでロビンに出会いました。青天の霹靂というと、ロビンに申し訳ないですが、全くノーマークの犬で、しかも茶色ではなく、ちょっと猟犬の血が入っているような変わった柄の雑種の子でした。誰彼構わず人懐っこく甘えてくるところが気に入って、まるで見えない何かが働いたかのように、夫も私もこの子にしようと即決しました。」

前回と打って変わってロビンちゃんの譲渡は順調に進んだそうです。「すでにうちは受け入れ態勢が整っていましたから、いつでもどうぞという感じでした。」と、美奈さんは笑います。1か月のトライアル期間を経て、ロビンちゃんは晴れて小林家の犬になりました。

海に抱かれた暮らしの中で本来の個性を取り戻して

ロビンちゃんは引き取った当初はやせていながらも健康状態は良好。推定1歳でまだやんちゃな面があり、新築の家の柱を齧るなど、美奈さんが青ざめる場面もあったそうですが、それも今では笑い話に。美奈さんは当時のことを振り返りながらこう話します。

「最初の頃は、声帯がないんじゃないかと思うくらいまったく吠えませんでしたが、半年くらいで知らない人が通ると2,3回吠えたり、他のワンちゃんと遊べるようになったりと、だんだん犬らしさが出て来ました。初期の頃いたずらをしていたのも、人間の子どもが大人の顔色を伺うように、このくらいなら大丈夫かなと、こちらの反応を見ていたのかもしれません。」

今では体重も増え、1日3回の散歩を楽しみ、毎日のように大好きな海に入って元気に遊ぶロビンちゃんです。そのようなストレスフリーの暮らしを送っているからなのか、最近ではペット仲間からも『表情が生き生きしているね』と言われることが多いのだとか。また、こんな変化もあったと言います。

「最初は棒状のものが怖かったようで、雨の日に傘をさしたらものすごく嫌がっていたのが、最近では平気になりましたね。車酔いもありましたが、少しずつ練習をして、今では移動中にぐっすり眠れるようにまでなり、キャンプや旅行も楽しめるようになりました。」成長する子どものように、“できない”を“できる”に変えていったロビンちゃんは、子どものいない小林家にとって、いつしか“娘”のような存在に。美奈さんは「ロビンが来てからというもの、うちはこの子中心に回っていますね。」と笑います。

ロビンちゃんを迎えたことで、小林家のライフスタイルにも嬉しい変化が訪れます。「これまでは夫婦ふたりなので、生活が不規則になりがちでしたが、この子が来てからは、散歩のために朝はきっちり起きるようになりましたし、夕方や夜も散歩をするので、健康的な暮らしになりました。歩くのが嫌でちょっとの距離でもタクシーを使っていた私が、葉山や鎌倉はもう徒歩圏内です。」

愛情があれば、保護犬は“大変”じゃない

海も山もある自然豊かな環境ではノミやマダニの心配がありますが、小林家では食べるタイプのノミ・マダニ駆除薬、ネクスガードで寄生虫ケアをしっかり行っているそうです。「山の方に散歩に行くと、マダニが必ず2,3匹はついてくるのでノミ・マダニ対策は欠かせません。ネクスガードはあげるのがラクですし、見た目もお肉っぽくて喜んで食べてくれるのでお薬の時間が楽しいですね」。

最後に、美奈さんに保護犬のよさについて訊ねてみました。「成犬になってから迎える場合は、ある程度落ち着いてから迎えることができるので、とても飼いやすいですね。保護犬は、ボランティアさんからその子の性格や苦手な事などの情報を事前にいただけるので、迎える側も準備ができて安心です。我が家に来るまでの間、ロビンを預かってくださったボランティアさんには、今でも何かあると相談させてもらっていて、大変助かっています。あと、保護犬というと、『大変ね』とか『なつかなかったでしょ』と言われることが多いのですが、ペットショップで買った子でも大変な子はいますよね? 一度人間に裏切られているので、恐がりな子が多いのは確かですが、本来犬は愛情深い生き物だと思うので、家族として向き合えば必ず心を開いてくれるものだと思います」。

ロビンちゃんは保護犬という過去を乗り越えて、小林家の家族になりました。これからも大好きな家族と一緒に幸せな時間を過ごしてね!

ちばわん http://chibawan.net

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