飼い主のいない動物たちへの愛情の証です
犬を飼うということ
北里大学獣医学部の入交(いりまじり)真巳先生に、犬を飼う前のヒントや、飼い始めてからのトラブル解決についてお話をお伺いしました。
子犬にとって大事な「社会化期」について知ることは大事
これから子犬を家族に迎えるにあたり、何を注意したらいいでしょうか。4つのポイントをあげてみました。
1.犬を飼うタイミング
- ●トイレのしつけなどが必要です。
- ●ご飯も頻繁にあげないといけません。
- ●ワクチンの数もいっぱいです。
- ●良い子犬に育てるために子犬の幼稚園に行った方がいいですし、人の子供同様手がかかります。
この先、犬と15-20年共に暮らすという事実を頭に入れてから飼いましょう。
2. 犬種について
流行に乗って犬種を選ぶと自らのライフスタイルに合わない犬と暮らすことになってしまいます。犬種についてよく研究しましょう。自分に合う犬種についてはブリーダーさんや獣医さんに聞いてみてください。
3. 子犬の入手先
子犬は4カ月齢 までの間にいろいろな情報を吸収して無理なく社会に溶け込むことをしていきます。これを社会化期といいます。この時期に色々な犬(母犬、兄弟犬、友達犬)と接することで犬社会のルールを学び、色々な人に会って色々な環境に身を置くことでこれから生活する環境に慣れていきます。ペットショップでもブリーダーさんでも子犬にとって大切な「社会化期」についてご存じか聞くと、良い子犬と出会える確率が上がります。逆に、プロが子犬の社会化期について知っていないと困りものです。
4. 良いブリーダーを選ぶ
残念ながら、「パピーミル」と言って流行を追って犬を「生産」している業者もいます。犬は流行を追って生産できる「物」ではありません。長く同じ犬種を扱っているブリーダーさん、まじめに取り組んでいるブリーダーさんを探してみてください。