犬のノミ・マダニ・フィラリア・お腹の虫

犬のフィラリア症について

はじめはなかなか気がつきません

フィラリア症の症状として、元気・食欲がない、咳をする、痩せる、呼吸が苦しそうなどがあげられます。また、症状が進行してくると、おなかが膨らんできたり、赤みを帯びた尿をするようになったりすることがあります。しかし、フィラリア症の症状は、はじめはあまり目立たないので見過ごしてしまいがちです。
フィラリア症は、蚊を介して犬の心臓や肺動脈に寄生する寄生虫が起こす病気です。犬だけでなく、猫もかかります。フィラリアは成虫になると30cm にもなる糸状の寄生虫です。
フィラリアが寄生することで血液の流れが悪くなり、様々な障害が出現します。放置すれば死に至ることもある、犬にとっては重大な病気です。 また、 猫の場合は主に肺に障害を起こします。ところが、猫においては寄生する虫の数が少ないため診断が難しく、咳、呼吸困難、嘔吐などの症状が出てきた時は生命が危険な状態です。健康そうにみえても突然死亡することもあります。今のところ猫の治療法は確立されておらず、最善の方法は事前の予防です。

フィラリア症による腹水と右心のうっ血性心不全

右の右心室に寄生したフィラリアの成虫

感染のメカニズム

1. 蚊に刺されて感染

蚊が、フィラリアが寄生した犬からフィラリアの幼虫を運んできます。感染した犬の血を吸った蚊が他の犬の血を吸うことでフィラリアに感染します。

感染のメカニズム

2. 感染犬から正常犬へ

フィラリアが寄生している犬の血液には、小さなフィラリアの幼虫がいます。フィラリアに感染した犬から蚊が血を吸う時に、この幼虫を一緒に吸い込んでしまいます。その蚊が感染していない犬の血を吸うことによって、身体の中にフィラリアの幼虫が入ってしまうのです。

感染のメカニズム

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