線 虫66324 寄生虫対策•幼猫期から予防薬を開始し、継続する。•年1回の健康診断で健康状態と投薬状況を確認する。•血液中のミクロフィラリアや抗原の検出は信頼性が低い。•蚊への曝露を防ぐため室内で飼育する。•流行地では、蚊の駆除対策を実施する。 動物に対するリスク•フィラリア症の流行地では猫も感染する。•感染していても検出されないことが多い。•寄生数は少ないことが多い(1〜3隻)。•しかし1隻でも寄生した猫は死に至る危険性がある。猫ではミクロフィラリアが観察されることは少ない。観察されたとしても短期間に限定される感染性L3幼虫(蚊の口器に移行)蚊の刺咬部位から幼虫(L3)が皮膚に侵入する成虫は心臓と肺に寄生固有宿主 猫1幼虫10〜14日間成熟するまで6〜8カ月間L3幼虫は数日間でL4幼虫になる。その後、L4幼虫が発育しながら組織を移行し、肺動脈に達する。肺動脈到達後、短時間で全部または一部が死滅する。生き残った糸状虫のみが成長を続ける血液中の成虫(ミクロフィラリアは検出される場合とされない場合がある)蚊が血液と一緒にミクロフィラリア(前幼虫期)を吸い、感染する。感染犬の吸血時に起こることが多いミクロフィラリアがL1幼虫になり、脱皮してL2幼虫になった後、再脱皮して感染性のL3幼虫になる蚊が猫を吸血する際に血リンパ中のL3幼虫が皮膚表面に付着 人に対するリスク•蚊の刺咬に関連。イラストレーション 30犬糸状虫(フィラリア)・猫HeartwormDirofilaria immitis
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