48線 虫成虫の小鉤の口嚢Ancylostoma属(歯牙)Uncinaria属(歯板)虫卵感染性幼虫(L3)潜伏期の幼虫(横紋筋内)成虫が腸管粘膜に寄生土壌中(やや砂状の湿潤土)で卵が孵化して幼虫になり、複数の段階を経て感染力を有する幼虫(L3)になる 人に対するリスク人獣共通感染症•汚染地域において裸足で歩く、素手で土を掘るといった行動により幼虫に経皮感染しやすい。•皮膚幼虫移行症により、皮膚に激しい掻痒と紅斑、蛇行性線状病変を生じる。 動物に対するリスク•失血および貧血の重症度は、Aycylostoma属の鉤虫の種類および寄生の程度によって異なる。 寄生虫対策•予防および定期的な駆虫を行う。•子犬に対する積極的な駆虫を行う。•土壌清浄化対策および土壌処理を行う。•糞便検査を定期的に行う。1234経口摂取後約2週間経皮感染後約4週間気温によって数日〜数週間子犬への経乳感染がおもな感染経路。経胎盤感染は非常にまれで、犬鉤虫のみで確認されている糞便糞口感染経皮感染腸管に移行して成熟するか、横紋筋に移行して被嚢を形成腸細胞潜伏期の幼虫が再活性化し、消化管に移行して成虫になる宿主 犬、猫イラストレーション 21鉤虫Hookworms (Ancylostoma/Uncinaria)Ancylostoma cainum(犬鉤虫)/Ancylostoma braziliense(ブラジル鉤虫)/Ancylostoma tubaeforme(猫鉤虫)/Uncinaria stenocephala(狭頭鉤虫)
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