犬と猫の寄生虫症アトラス PARASITES
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43瓜実条虫/有線条虫成虫(小腸)片節第1中間宿主(節足動物およびササラダニ類)第2中間宿主(爬虫類、両生類、小型哺乳類、鳥類)テトラチリジウム水平分裂または2分裂中間宿主が虫卵を摂取中間宿主のなかで擬嚢尾虫になる第2中間宿主の腹腔内でテトラチリジウムになり増殖する子虫包蔵卵固有宿主 犬、猫、その他の肉食動物、人、鳥類 人に対するリスク人獣共通感染症•人は偶発宿主である。重度の感染により腹痛、下痢および悪心を起こすことがある。 動物に対するリスク•M. corti条虫は、固有宿主の小腸で無性生殖し、大量感染を引き起こす。そのため、積極的な治療による完全な駆除を行わないと、曝露されなくても大量感染が再発する可能性がある。 寄生虫対策•犬や猫に狩りをさせない。•適切な治療と寄生虫の駆除を行う。•治療後も糞便検査を頻繁に行い、確実に駆除する。12約2週間4第2中間宿主を経口摂取糞便第2中間宿主が第1中間宿主を経口摂取擬嚢尾虫3有線条虫MesocestoidesMesocestoides spp.

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