犬と猫の寄生虫症アトラス PARASITES
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エキノコックス41成虫子虫包蔵卵中間宿主ハタネズミ、レミング、ノネズミ、トガリネズミ(まれに人を含むその他の哺乳類が中間宿主になることがある)多包虫症ハタネズミとレミングの肝臓で第2子虫期になる(多包性で分裂する)子虫が中間宿主の腸壁を貫通し、肝臓に侵入固有宿主 キツネ、犬、猫 人に対するリスク人獣共通感染症•肝臓に寄生し、腫瘍のように疾患が進行する。•死に至ることもある。 寄生虫対策•内部寄生虫駆除薬を使用する。•犬や猫に狩りをさせない。•犬や猫の糞便の処理を衛生的に行う。•野菜、いちご、落下果実はよく洗ってから食べる。12344成長速度は中間宿主によって異なる3~4週間すぐに感染性を持ち、数カ月間生存する中間宿主を経口摂取した固有宿主が感染原頭節中間宿主が虫卵を経口摂取エキノコックスEchinococcusEchinococcus multilocularis(多包条虫)放出された片節が糞便と一緒に排泄される

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