36吸虫・条虫類成長した肝吸虫は20~30年間生存する固有宿主 犬、猫、キツネ、豚、人、一部の野生哺乳動物成虫(胆管)子虫形成卵メタセルカリアは小腸で被嚢を形成して胆管と胆嚢に移行し、成虫となるセルカリア中間宿主(淡水魚)中間宿主(Bithynia属の水生巻貝) 人に対するリスク•人も固有宿主である。•成虫は人で腫瘍形成を促し、肝臓がんの原因になりうると考えられている。•大量感染で閉塞性肝不全を起こすことがある。 寄生虫対策•魚は十分に加熱調理する。•被嚢を形成したメタセルカリアは冷蔵下でも最長2カ月間は生存し、塩蔵、酢漬、乾燥でも死滅しない場合がある。•淡水魚を生で食べない。動物に生魚を食べさせない。12レジア56被嚢を形成したメタセルカリア7被嚢を形成し、魚の生涯を通して潜在3~4週間6~8週間数日〜数カ月間数日~数週間糞便巻貝が虫卵を摂取し感染するスポロゾイト4ミラシジウム3セルカリア6セルカリアが巻貝から出るセルカリアは活発に魚に感染し、被嚢を形成する固有宿主が生魚または十分加熱調理されていない魚を経口摂取肝吸虫Opisthorchis/MetorchisOpisthorchis spp./Metorchis spp.イラストレーション 15
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