28原 生 動 物バベシアの種類によってマダニの種類も異なるマダニの消化管細胞内での生殖幼ダニキネートがマダニの唾液腺に移行し、感染性スポロゾイトになる 人に対するリスク•Babesia microti、B. divergensおよびB. bovisは人に感染することが知られている。診断方法の向上にともない、人に感染するほかの種類のバベシアが見つかる可能性がある。 動物に対するリスク•ライム病、ヘパトゾーン症、タイレリア症、エールリキア症、リケッチア症などのマダニが媒介する感染症と併発する可能性がある。•元気消失、食欲廃絶、貧血および脾臓腫大。 寄生虫対策•外部寄生虫の予防と駆除を行う。•マダニの忌避と環境対策を行う。•血清学的検査を行い、対策をとる。•感染動物の治療を行う。•感染動物と非感染動物を接触させない、または接触を制限する。経卵巣感染135647〜14日間固有宿主マダニマダニが感染血液を吸血ガモントザイゴートキネートマダニの吸血時に感染増殖して細胞を壊し、ほかの赤血球に感染2スポロゾイトが宿主の赤血球内に侵入中間宿主脊椎動物バベシアBabesiaBabesia spp.イラストレーション 11
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