セーブペットプロジェクト、愛情の証キャンペーンに関する 活動報告や情報発信をしていきます

ブログ~幸せなペットを増やすために~

2017.09.20  8:38

大阪市獣医師会 子猫リレー事業交流会に参加しました


 

公益社団法人大阪市獣医師会では、2015年秋から飼い主のいない幼齢猫を幸せな猫にする「子猫リレー事業」に取り組んでいます。細井戸大成会長は、この形に行き着くまで5年間考え続けたそうで、2015年春には下記のように展望を語っていました。

 

「大阪市獣医師会では「ミルクボランティア+ぷらす」をはじめます。

大阪市が収容した極度の衰弱や栄養不良等の状態のために動物福祉上、速やかに処分しなければならない子猫を除いた乳飲み子猫を、大阪市獣医師会会員関係者の有志が離乳まで育てます。

その後の2~3ヵ月間の飼育は、福祉協議会や地域の老人会を通じて、有志の高齢者を募ります。

そして、再度、獣医師会で引取り、早期避妊・去勢手術を行い、最終的には、経済的不安からペットと暮らすことができていない若者達に猫の終生飼育を依頼します。飼育当初は会員病院による費用軽減等の飼育サポートシステムを試験的に構築するつもりです。

年間に数回、関係者や高齢者・若者を含めたメンバーでの交流会を開催します。」

 

動物福祉最前線インタビュー 細井戸大成先生

 

その後名称を「子猫リレー事業」と改め、2016年度から本格的に取り組みを開始し、初年度は88頭の子猫を大阪市動物管理センターから引き取るなど、実績を残されています。

 

事務局の方に、なぜ若者を最終飼養者にしたのかお聞きしたところ、動物と暮らす機会を若い方に提供することで、命あるものへの責任感を持って欲しいということと、動物に癒されることで強い愛着を感じ、ストレスから解放される経験をして貰いたいということでした。

また、若者だけでなく、動物病院スタッフによるミルクボランティアからシルバーボランティアによるキトンシッターと、バトンのように命が引き継がれていくことで、関係する人々の間に連帯感が生まれ、世代を超えた人の輪が形作られることも目的としているそうです。動物愛護とシルバー世代の社会参加を同時に達成できる、子猫リレー事業は本当に素晴らしい取り組みだと思いました。

 

今回は「いつまでも動物と楽しく暮らそう・・・番外編」シンポジウムの後に開催される交流会に子猫リレー事業の関係者も参加すると聞き、取材させていただきました。

 

まず、シンポジウムでは大阪市のクウ動物病院の田中治代表や看護師の皆さんから、エキゾチックペットの魅力が語られる一方で、安易に飼ってはいけないという具体例も示され、大変勉強になりました。

 


《「エキゾチックペットってなに? こんな動物飼ったらアカン×」と題して、ご自身の経験を交えながら講演する田中治先生》

 

シンポジウムの最後に登壇した細井戸会長は間も無く会長職の任期が終わることにも触れ、ご自身の幸せの原点は動物たちと暮らしてきたことだと振り返りました。

また、子猫リレー事業は大阪市動物管理センター所長の決断、大阪市獣医師会の協力病院やキトンシッター、最終飼育者の皆様の協力のおかげで活動の幅が広がっていると関係各位に感謝の気持ちを伝えました。

 

子猫のケアに必要なワクチンやミルク、キャットフードなどは協賛企業から提供を受けているそうですが、授乳や必要な治療は、大阪市獣医師会の会員ボランティアの皆さんの負担で成り立っています。今後、より多くの協賛が集まることで、この取り組みがより広まって欲しいと思います。

 


《4年間の任期を終えた細井戸会長へ、サプライズの花束とケーキが贈呈》

 

また、地域猫対策など自治体の猫に対する事業は、そもそも猫が迷惑な存在として扱われていることや、一部の猫が好きな人だけが関わっていると受け取られかねないが、CAPP活動に参加している犬のように、猫も飼い主さんと一緒に街へ出ることで社会の役に立つことを知ってもらう必要がある。

「猫も家族の一員から社会の一員になったと認められるためにも、この場に猫と共に参加することを続けて欲しい」と熱く語りました。

 

交流会では猫を連れて来ていた皆さんにお話を伺いました。

 

 

ミルクボランティアの協力病院、ラスティーペットクリニックの院長先生と看護師さん


 

「病院で子猫を預かるのは、この子たちで7頭になります。間も無く生後1ヵ月になるので、あと1ヵ月経ったらキトンシッターさんの元へ行くことになりますね。

日々、大阪市動物管理センターから大阪市獣医師会の事務局へ子猫が運ばれて来ますので、できる限りは引き受けています。」

 

 

ラスティーペットクリニックから巣立ち、最終飼養者さんと幸せに暮らす「またた」


「職場の先輩から「子猫リレー事業」について聞き、自分も猫の飼い主になれるのかな?と大阪市獣医師会に問い合わせました。昨年の8月から一緒に暮らしています。

病院にいた頃の噛み癖は収まりましたが、怒られるとわかっているのに、構って欲しくてわざと噛んでくることはありますね。」

 

 

「おいもちゃん(中央)」、「とろろちゃん(左)」の最終飼育者さんたちと細井戸会長


「おいもちゃんと一緒に暮らし始めて、もうすぐ1年です。私の実家がミルクボランティアをやっている動物病院なんです。その頃は「いもうと」と呼ばれていたので、「おいもちゃん」という名前にしました。子猫から育っていく様子を見ていて、とても可愛い子だったので私が最終飼養者になりました。猫と暮らすのは初めてですが、とても楽しい毎日を送っています。

友人が「おいもちゃん」と同時期に病院で育てられた「とろろちゃん」の飼い主になってくれたので、今日は一緒に参加しました。」

 

 

子猫の頃にプロフェッショナルである獣医師さんや動物看護師さんの手で育てられ、その後キトンシッターとして関わっている高齢者の方のそばで愛情いっぱいに過ごした猫たちは、みんな穏やかで人にも慣れているのがとても印象的でした。また猫たちを囲む皆さんの笑顔が、この事業のもう一つの成果であると感じました。

 


大阪市獣医師会の子猫リレー事業が、本当の意味での殺処分の無い、笑顔あふれる社会を実現するモデルケースとして全国に広がって欲しいと願っています。

 

 

以上

 

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