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ブログ~幸せなペットを増やすために~

2017.01.25  9:22

熊本県動物管理センター訪問記 ~熊本地震 全ての被災動物を救えた理由~

熊本地震から半年が過ぎました。被災したペットたちは震災後どこでどのような状況に置かれてきたのでしょうか。セーブペットプロジェクトでは熊本県で被災犬・被災猫を管理する動物管理センターを訪ねました。

 

殺処分から動物愛護を目指す過程で起きた熊本地震

保健所に集められた動物が、飼い主が見つからず、譲渡もされなかった場合に次に行く場所が、動物管理センター。そこに送られた動物は、殺処分されて焼却されるのがこれまでの常識でした。

しかし、ペットの殺処分に対する問題意識が高まるなかで熊本県では4年前より動物愛護の指針を出し、それに伴いこれまで殺処分を行っていた動物管理センターが、今度は動物愛護の活動、つまり殺処分を減らすための取り組みを行うようになったのです。

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©朝日新聞社

 

所長の石原貢一さんはこう話します。「保育園や幼稚園、小学校に動物とともに職員が出向く『動物とのふれあい方教室』を年間35回ほど実施し、これまで保健所が行っていた譲渡会や譲渡前の講習会も行うようになりました。
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それらの業務を3人のスタッフで行っていました。」そんな動物管理センターの取り組みは4月の熊本地震を境に一変します。「4月14日の前震、16日の本震直後、保健所に集められた被災犬が、ほとんど引き取り手がいなかったことでどっと入ってきたんです。震災から10日ほどあとのことでした。」と石原所長。

 

動物管理センターは、動物愛護の取り組みをしているとはいえ、基本的には動物の殺処分をする施設なので犬や猫を飼うための設備がありません。

しかも、被災犬・被災猫は譲度対象なので殺処分をするわけにはいきません。

「管理をするにあたり、1.病気をさせない、2.怪我をさせない、3.なるべくストレスをかけない、という3点を基本方針としましたが、まず個体管理をするためにもケージをはじめとするあらゆる物資が必要でした。」(石原所長)。

 

そこで動物管理センターでは熊本県のホームページに必要な物資のリストを掲載。すると、震災後に止まっていた流通が回復するのを待って続々と山のような支援物資が届き始めるのです。

「こんなに反響があるものなのかと驚きました。ケージはもちろん、ペットシーツからフードからリードなど全部必要なものでした。本当にありがたかったですね。」(石原所長)。

 

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さらに、東日本大震災の教訓を生かし、九州・山口の9県で結ばれていた災害時の愛護動物救護応援協定により、各自治体間での犬・猫の譲渡が始まるのです。熊本県の担当である、熊本県健康福祉部健康危機管理課の江川佳理子さんは、そのときの事をこう話します。

「6月に要請し、7月から自治体間譲渡が始まりました。さらに9月7日に熊本県知事が全国の自治体に要請を発令してからは、条件の確認も含めて現時点で22の自治体から問合せをいただいています。いち早く名乗りをあげたのは東京都で、ちょうど自治体間連携で派遣されていた応援職員の在任中に間に合わせる形で猫5頭の譲渡が進みました。搬送費も東京都の負担でお願いすることができました。」

自治体間譲渡は現在も進行中で、ちょうど取材したこの日も福岡市から職員が訪問し、猫7頭の譲渡が成立したそうです。

 

被災動物を救った延べ800人の善意

震災後に熊本県の動物管理センターに寄せられた動物の累計数は、成犬168頭、子犬20頭、成猫185頭、子猫が388頭の合わせて761頭(取材時時点)。この膨大な数の犬・猫に対し、スタッフはたったの3人です。とくに、子猫のうち277頭は離乳前でミルクが必要だったと言います。

この被災動物の飽和状態をどのように乗り越えられたのか石原所長に訊ねてみました。

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「譲渡で来られた地元の動物愛護団体や保護団体の方々が、ひと目で状況を察し、『お手伝いをしたい』と言ってくださいました。その日からずっとボランティアで入っていただいている方もいます。子猫とはいえ人間の赤ちゃんと同じですから、3〜4時間おきにミルクをあげないといけません。そうすると、夜間の授乳をどうするかが問題になってきます。うちの職員だけでは足りないので、特例として一時預かりを認め、団体さんのつながりでいろんな方に声をかけてもらいました。なかには開業医の先生もいて、『ボランティアでいいよ』と申し出てくださいました。藁をもすがりたいときにこうして温かなお力をいただいて、しかも手弁当でお世話をしてくれるわけですから、ボランティアの方々が神様みたいに思えましたし、本当に有り難かったです。これで乗り切れると思いました。」

 

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震災以降、動物管理センターのボランティアに関わった人数は、延べ800人(9月現在)を超えるのだとか。

「ある東京の動物愛護団体などは、10日に一度は来ていただき、トータルで70数頭を受け入れてくれました。こんなところまで来てくれるのかととても驚きましたね。ボランティアの中心は熊本県内の方ですが近県の福岡や佐賀からもしょっちゅう来られていました。東日本大震災のボランティア経験があるトリマーさんは自分が被災しているのにも関わらず、トリマー専用車を持ち込んで、『どうせうちも壊れていて何もできないから』と、動物たちを洗ってくれました。福岡から毎週来て洗ってくれるトリマーさんもいます。ですから、部屋は臭うけど、ここの犬や猫は臭わない。ボランティアの方々が管理をきちんとされていますから。」(石原所長)。

 

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現時点で動物管理センターから譲渡された犬や猫は、500頭にものぼります。多くの犬や猫が譲度に成功したのはそのように陰で支えるボランティアの善意があったのです。

 

たとえ目が見えなくても、たとえ老犬でも

無償でお世話をするボランティアの姿に心を打たれる一方で譲渡会に訪れる方々からも感動をもらうことがあるのだと石原所長は言います。

「目が見えない犬が一頭いました。終世ここで管理するのだろうと思っていたところ、ちょうど昨日、譲渡会に親子3人で来られたご家族のお子さんがどうしてもその犬が欲しいと言うんですね。わたしは以前その犬にかまれているんですが、その子が犬に近づくと、目が見えないのにしっぽをブンブンふってなついてくるんです。きっと何か感じるものがあるのでしょう。そのご家庭にはすでに先住犬がいるのに、あと1頭くらいはいいよと譲渡会に来られて、その目の見えない犬を選ばれたのです。」

子どもの純粋な気持ちに心打たれるエピソードです。

 

また、こんな話しもあったそうです。

「よぼよぼの老犬がいて譲渡は無理なのではと、動物愛護団体の方と話していたところ、ある年配の女性の方が『これは私が引き取ります』と言うんです。『かなりの老犬で散歩もできない状態だから、いつ亡くなってもおかしくない状態です』と話したら、『私がその犬をひきとらないと、最後誰も面倒を見てくれないでしょう?ここで死んでしまうのなら、わたしが最後まで面倒をみたいからこの犬は私が引き取ります』と。思わず涙がにじみました。」

 

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最後に、いま必要なものは何ですかと訊ねると、猫の数が多く、毎日トイレの入れ替えをするのに、かなりの量の猫砂が必要とのこと。とくに木製ペレット(木屑を圧縮したもの)の猫砂は焼却ができるためベストなのだそうです。

 

震災から時間が経っても、被災地ではまだ気をゆるめるわけにはいかない現実が続いています。

今回セーブペットプロジェクトでは、保護されている犬や猫の健康管理に役立つよう、ノミ・マダニ対策ができるフロントラインや食べるタイプのネクスガードなどの駆除薬を熊本県や動物愛護団体に寄贈することができました。とくにフィラリア症予防、ノミ・マダニ駆除と消化管内寄生虫の駆除が同時にできるオールインワンの製品は、ボランティアも与えやすいと好評とのこと。寄生虫ケアのできるこれらの薬で内側もキレイになって新しい飼い主との出会いを待つ犬や猫の助けになれば。そう願ってやみません。

 

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Ⓡメリアルの登録商標

 

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