セーブペットプロジェクト、愛情の証キャンペーンに関する 活動報告や情報発信をしていきます

ブログ~幸せなペットを増やすために~

2016.08.03  14:14

Foster Academy(フォスターアカデミー)セミナー第10回 「動物介在教育犬、バディとの12年間 」レポート

フリーアナウンサーの滝川クリステルさんが代表を務めるクリステル・ヴィ・アンサンブル主催のFoster Academyセミナーが東京ウイメンズプラザホールで開催されました。

この日行われた講演は、立教女学院小学校教頭であり『ありがとう。バディ 学校犬 その一生の物語』の著者、吉田太郎先生による「動物介在教育犬、バディとの12年間 」。日本では数少ない動物介在教育の取り組みについてのお話です。

 

◯ 滝川クリステルさんの活動報告

1
セミナーではまず滝川クリステルさんが登壇し、財団の主旨や活動内容についての説明がありました。

10年程前に報道番組で犬猫の殺処分問題を取材したことをきっかけに財団を立ち上げ、動物と人間とのよりよい関わり方を学ぶ場であるFoster Academyを毎月開催し、そしていずれは動物に関わる様々な情報のプラットホームになることがいちばんの目的なのだと話す滝川さん。

人間の身勝手な行動により行き場を失ったペットや野生動物、そして被災地でのペットとの同行避難の問題に対し、「人間がもう少し成熟し、お互いに思いやりの心を積み重ねて動物を受け入れることができたら。日本でも少しずつ動物へのリテラシーは変わってきているので、引き続き考えていきたい」と締めくくりました。

 

2
 

続いて今回のゲストである吉田太郎先生が登場します。吉田先生は日本で唯一教育現場に学校犬を導入した人物。滝川さんもかねてから「あったらいいな」と願ってきた動物介在教育の12年に渡る取り組みをお話いただきました。

 

◯ 動物介在教育とは

3
冒頭で吉田先生は動物介在教育についてこう話します。「動物介在教育とは、英語で言うと、Animal Assisted Education。

学校でうさぎや鶏を飼うのとは少しスタイルが違います。私が普段行っていることは、授業をするときに犬を連れて行き、授業を始める前にぐるりと教室の中を回ること。授業をしている間、犬は教室の隅で寝転がっています。あとは休み時間に校庭を駆け回って遊ばせる。基本的には学校の中でウロウロさせるだけです」

え、それだけ?と意表をつかれた客席に、吉田先生はこの取り組みを始めるきっかけとなった出来事について話してくれました。

 

「あるとき2年生の女の子が私のもとにやってきて『教室で飼っているバッタが死んだのでお祈りをしてください』と言いました。

私は感動してお葬式をしました。ところが次の日もかまきりが死にました。次の日はダンゴムシと続くのです。その割にはその子は死んだ虫で遊んでいたりする。どうやらお葬式ごっこがしたいだけだと気づきました。

そこで、命の大切さをどう伝えたらよいかと考えたんですね。ちょうどその頃、不登校の子どものことが学校で問題になっていて、その子を迎えるためにも学校の雰囲気をもう少し楽しくて温かみのあるものに変えたいという思いもありました。それで学校に『大型犬を飼いましょう』と、提案をしました。始めは失笑されましたが、あきらめずに教員会で議論を重ねることで学校犬を迎えることができました。

それがエアデール・テリアのバディです」。

 

◯ 立教女学院小学校での実践の中での気づき

エアデール・テリアは、好奇心が旺盛で遊びが大好きな犬種。スクリーンには

礼拝の時間や運動会などの行事、遠足などでも子どもたちと一緒行動しているバディの様子が映し出されます。「運動会のときは一緒に入場行進するのが恒例。これは紙芝居の発表をバディも一緒に聞いているところ。これは登山。

『えー、ヤダー』と言う子も犬と一緒だと歩きたい気持ちになる。不思議ですよね。」

 

◯ 子ども時代に動物と接することの大切さ

吉田先生が動物介在教育のチャレンジとして次に取り組んだのは、出産。

命が新しく生まれることを、見せるためにバディを交配させ、妊娠中もエコーの写真を授業で取り上げては成長経過を観察したのだといいます。

「11匹も生まれたものですから、みんなびっくりしました。バディウォーカーという世話係を決めて、6年生のある生徒がミルクやオシッコ、ウンチの面倒を見ることになりました。彼女は『カワイイ!やりたい!』と言って始めたわけですが、数時間置きにそれを繰り返すのですから大変なことです。でも子犬が可愛いからと頑張ってやりきりました。そんな彼女が書いた日記の最後は「お母さんって大変だね」という言葉で締めくくられていました。身をもって子育てを体感できたという意味で彼女にとっても大きな成長となりました」。

 

◯ 被災犬ウィルとブレスとの生活 復興支援活動

スクリーンが被災地の写真に切り替わりました。

「東日本大震災以降、この活動のスタイルが変わりました。小学校でも何かできないかと考え、バディと一緒に福島の幼稚園を訪問し一緒に遊びました。福島の子どもたちは外遊びを制限されて動物と触れ合うチャンスもないと聞いたので。これは今も毎月続けています」。

そうやって福島に通う中で被災犬の現状を知った吉田先生は2頭の犬の新しい飼い主になり、学校で子どもたちと世話をする日々が始まるのです。

 

「2頭ともガリガリにやせていましたが、子どもたちがお世話をしていくとだんだんやさしい顔つきになってきました。それがバディの跡を継ぐ、現在の学校犬のウィルとブレスです。実はブレスは3年程前に四肢麻痺を起こしたことがあるのですが、保護者の方の寄付が集まり、手術を受けることができました。手術後は保護者の方がローテーションでリハビリの送迎までしてくれたので、数ヶ月で歩けるようになりました」と吉田先生。

 

◯ いのちの教育の実践

「限りあるいのちということでお別れの時がきます。バディも年をとり、ガンが見つかって入退院を繰り返すようになりました。2015年の冬に亡くなり、亡がらを棺に入れてチャペルでお葬式をしました。全学年の全員が手紙やカードを用意して参列しました。子どもたちが横たわっているバディに声をかけたり、触っては『もう冷たい。硬い』と言う姿が印象的でした」

 

バディが亡くなり、現在の学校犬は3頭。吉田先生は、これまでの取り組みを振り返り、こう話します。

「これまでやってきて思うのは、動物と生活を一緒にするとやさしい子になるということ。そうやって動物とふれあい、いのちの重みを知ることで、一人ひとりの子どもの中に命のセンスが育つのではないかと思います」

 

動物介在教育を通して被災犬を引き取ったことで助け合いの輪が学校の垣根を越えるという思わぬ波及効果があったこと、そして普通の学校生活では経験できないさまざまな命の気づきを子供たちに与えてくれたことなど、動物と人の関係に明るい未来を感じるお話でした。

4

イベント案内, セーブペットプロジェクト

犬の寄生虫ケア

  • 犬のオールインワンのお薬について
  • ネクスガードについて
  • フロントラインについて
  • 犬の寄生虫について
  • ネクスガード フロントライン比較表
  • CMギャラリー

猫の寄生虫ケア

  • フロントラインについて
  • 猫の寄生虫について
  • 投薬日お知らせサービス

投薬お知らせサービス

ノミ・マダニ駆除薬、フィラリア症予防薬の定期投与を忘れないためのお知らせサービスです。

  • TVCM

    ネクスガードの広告ギャラリーをCheck!

  • おいしく食べる動画おいしく食べる動画

    ノミ・マダニ駆除薬ネクスガードをおいしく楽しく食べる犬の動画集です!

  • ノミダニのお薬比較チェック
  • マダニ寄生カルテ集

    マダニが寄生した犬・猫の様々な写真付きのカルテ集。
    愛犬・愛猫を守るために知っておきましょう。

  • 犬用デンタルガム(塩酸デルモピノール配合)オーラベット犬用デンタルガム(塩酸デルモピノール配合)オーラベット
  • 災害からペットを守るために、今、私たちができること 3.11を忘れない~災害からペットを守るために、今、私たちができること 3.11を忘れない~
  • お問い合わせ
  • ネコも動物病院プロジェクト
PAGETOP


PAGE TOP