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ブログ~幸せなペットを増やすために~

2016.02.24  9:03

動物福祉最前線インタビュー 動物看護師 田中恵美さん

今回は高度医療を提供している動物病院で看護部長兼事務長として病院内を取り仕切っている一方、個人的に猫の保護活動を行っている田中恵美さんにお話を伺いました。最も多い時で18頭、現在も7頭の猫を保護、自宅で育てている田中さんが考える、動物福祉の在り方とは…?

 


 

動物医療の道に進んだきっかけは?

田中恵美さん(以下、田中):もともと子どものころから動物は大好きでしたが、動物医療に興味を持ったきっかけは、高校生のときに大手動物プロダクションで1ヵ月間住み込みのアルバイトをしたことでした。そのプロダクションには犬や猫からトラやゾウに至るまで実に様々な動物がいるのですが、当時はあまり健康管理が適正に行われておらず、毎日のように動物が体調を壊し、時には命を落としてしまう様子を目の当たりにしてショックを受けました。それで、「自分はつらそうにしている動物を助ける仕事をしよう」と自然に思うようになったのです。

その後、自宅近くの動物病院でアルバイトをスタート。高校卒業後もそのままその病院で動物看護師として働き続け、約15年間お世話になりました。その後、事情があって輸入雑貨の営業職を3年ほど経験した後に再び動物看護の仕事に復帰。千葉県内の病院で約2年半勤務した後、4年前に現在勤務している病院(DVMs、どうぶつ医療センター横浜)に移りました。

 

猫の保護活動を始めたのは、いつからですか?

田中:最初は小学校2年生の時。近所に捨てられていた猫を拾ってきて、親を説き伏せ飼ったのが最初です。その後は、勤め先の病院に捨てられてしまった猫や飼養放棄されてしまった猫などのうち、病気や障害を持っているため普通の方には飼うのが難しい猫たちを自宅に引き取り、育ててきました。現在は15歳の長老・カイザーを筆頭に7頭の猫と一緒に暮らしています。最初に勤めた動物病院の先生にもアドバイスされたのですが、「無理をしてまで猫を引き取ってはいけない」というのが、私のポリシー。もっと多く引き取っていた時期もありましたが、今の自分の生活、家族、仕事に支障をきたさない数を考えると、今の7頭がちょうどいい数。何かのご縁でどうしても飼わねばならない場合は別として、今はこれ以上飼わないほうがいいと思っています。

 

動物看護師として、患者さんにはどんな健康管理を進めていますか?

田中:食事のほかには、やはりノミ・マダニの対策ですね。以前勤務していた千葉県では、土に近い環境でペットを飼っている方が多く、ノミやマダニが寄生するリスクが高いので特に春先から11月までは必ず予防を怠らないように、啓発をしていました。だから、メリアルさんのセーブペット・プロジェクト(SPP)のことも、以前からよく知っていましたよ。

 

SPPの活動をどう評価していますか?

田中:とても素晴らしい活動だと思います。私自身、長年保護活動に関わってきて実感しているのですが、「かわいそう」という想いだけでは、活動を持続できません。やはりある程度のお金は絶対に必要。SPPは、保護団体に資金を援助するという、とても現実的な活動なので非常に共感しています。

最近は私が動物医療に携わるようになった約20数年前に比べて飼い主さんの意識が向上していて、熱心にノミ・マダニ対策に取り組む方が増えているので、SPPの活動の輪は今後ますます広がっていくのではないでしょうか。

 

SPPでは、犬や猫の殺処分数減少を目指しています。殺処分を減らすためには、どのようなことが必要でしょうか?

田中:いろいろな切り口があるとは思いますが、飼い主さんには途中で飼育放棄せず、責任をもってペットを終生飼育してもらうことが基本ではないでしょうか。終生飼育を可能にするためにぜひ実践していただきたいのが、病気予防としつけです。なぜなら、ペットが重篤な病気になって治療費が払えない、ご近所とトラブルになってしまった…という理由で飼育放棄するケースが多いから。食生活に気をつけたり、病院で定期健診を受けたり、ノミ・マダニ対策を徹底するなど、病気の予防のためにできることはたくさんあります。また、子犬や子猫が生まれても飼えない…と言う人は、避妊・去勢手術をしておくことも大切です。また、幼いうちにしっかりしつけをしておけば、ご近所とのトラブル等に発展するリスクも低減できるはずです。

 

この記事を読んでいる方の中には、自分でも保護犬・猫を飼ってみたいという人も多いと思います。何かアドバイスをお願いできますか?

田中:非常に現実的な話をするようですが、まず、単に保護犬・猫が「かわいそうだから、助けてあげたい」という想いだけで飼うのはやめてください。彼らを一生面倒見る覚悟がないと、お互いのためにならないからです。動物を保護するということは、これからの長い年月を、その動物と一緒に生きていくことを意味します。今現在独身の方なら、近い将来結婚や出産で生活スタイルが大きく変わるかもしれませんよね。転勤で遠い土地に移動する可能性もありますよね。そんな変化が起きたときも、あなたは動物と一緒に暮らし続けることができるでしょうか?猫や犬を引き取る際には、自分自身に起こり得る変化を一度明確にシミュレーションした上で、決断するようにしてください。

 

今後、日本が動物福祉先進国の仲間入りをするためには何が必要だと思われますか?

田中:日本でも動物福祉の向上を目指して、それぞれ取り組みや活動している団体や企業、個人が増えています。でも、目指す方向は同じはずなのに、みんながバラバラに活動しているために思うような効果が挙げられていない点も否めないと思います。これからは、お互いの個性を尊重しつつ、各組織や個人がうまく連携・協力して活動を行うことが大切なのではないでしょうか。

また私が長年携わっている動物医療の世界では、この20年間で目覚ましい進歩がありました。特に救急医療や専門医療の分野が発達したことは、動物福祉の向上という視点から見ても非常に意義のあることだと思います。今後は動物病院同士でも連携を進め、情報や技術の共有を通じてより高度な医療を提供できる体制が整っていくことを願っていますし、私自身も動物医療に携わる一人として努力を続けたいと思っています。

 

田中さん、ありがとうございました!

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