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ブログ~幸せなペットを増やすために~

2015.10.08  11:30

保護犬・保護猫との暮らしと感動秘話 保護犬を飼ってみよう(後編)

カンナ
セーブペットプロジェクトでは、「保護犬・保護猫との暮らしと感動秘話」をシリーズでお届けしたいと思います!
前回に引き続きご登場いただくのは株式会社ナイル代表取締役の土江雄飛さんです。後編となる今回は保護犬を飼う上での体験談を掲載いたします。




■トライアルで相性を確認しよう

前回の記事では我が家にワンコがトライアルにやってくるまでをご紹介しました。

保護犬を譲渡してもらう場合には、大抵事前のトライアル期間が設けられています。我が家にやってきた「カンナ」も2週間のトライアル期間が設定されました。

 

【事前に用意するよう指示された物】

・水飲み用の器

・餌用の器

・ペットシート

 

「カンナ」は室内での放し飼いが可能な犬だったので特にケージの用意もなく、トイレも外派だったので用意はしませんでした。
当日は、動物愛護団体「Terra」の担当者と一緒に近所を散歩しました。
初めて歩く街、初めての匂い、もしかしたら緊張していたのかもしれませんが、それでも特に問題なく一緒に散歩することができました。とてもいい子です。
「Terra」さんが帰った後は、いつまでも玄関の方を見つめていて私と目を合わそうとしてくれませんでした。突然知らない人と部屋に二人きりにされたのだから当然ですよね。心細いに違いありません。かわいそうですが仕方ありません。そのうち我が家の子になってくれることを祈りながら・・。

いかないで(涙)

カンナ
 

 

■ホームポジションを決めよう

さて、我が家にやってきた保護犬「カンナ」ですが、これから一緒に住むにあたっていろいろ決めておくことがありました。
まずは、ホームポジションです。室内フリーで飼える犬とはいえ、あっちこっち野放しにしていたら権勢症候群になるのではないだろうかと思ったのです。「権勢症候群」とはペットが飼い主より地位が上だと感じることによって起こす様々な問題行動のことです。
「カンナ」の場合、事前にソファの上にいることが多かったと聞かされていたので、我が家でもソファの上をホームにしてやることにしました。

しかし、このことが後にソファをめぐる仁義なき戦いを生むことになったのです。

 

縄張り争い

我が家にやってきた初日は緊張していた様子の「カンナ」ですが、2日目にもなるとリビングの中をずっと前からいたように自由に歩き回るようになりました。
あっちをクンクン、こっちをクンクン家の中の様々な匂いを嗅いでチェックを怠りません。
そして、ソファの上が好きらしく何も指示しなくても自分でソファに登って寛ぐようになりました。


 

しかし、3日目になると私と「カンナ」の縄張り争いが激しくなってきました。私は昼間家にいませんが、仕事が終わり家に帰ってくるとたいがいソファで横になっています。必然的に「カンナ」とはソファの奪い合いになります。

こんな感じで。


だいたい私の足の間で寝そべっていますが、こちらが寝返りを打つと迷惑そうな顔をしますし、私も自由に足が伸ばせない・・。
しかも我が家のソファは布張りであるため、ワンコの毛が大量にひっかかるというのもちょっと困りものでした。ちょうど換毛期のため、短毛といえども毎日結構な量の毛が抜けています。

だんだんこれは問題だと思うようになりました。いや、大問題!

まだこの部屋に慣れていないうちに、ホームポジションを移動しよう!と思い立ったのです。

 

ホームポジションの確定

「カンナ」をソファから下ろすと決めましたが、フローリングの床に寝かすのは硬くて可哀相だし、カーペットの上ではあちこちで寝転がって収拾がつかなくなると思いました。
そこでペット用クッションを通販で買って、そこをホームポジションにすることとしました。

気に入るかな?

 

かなり気に入った様子です。(笑)

カンナ
 

散歩に行こう

 「カンナ」は朝晩散歩に行ってトイレをするのが習慣になっているワンコでした。そのため、私の起床時間もこれまでより30分早くしました。
季節は5月、朝の少しヒンヤリした空気の中に新緑の匂いが混じっていてすがすがしい。歩いているだけで気分が良くなります。

そして素晴らしいことに、自分一人では行かなかったはずの場所や時間に犬たちが連れて行ってくれるのです。
近所で偶然見つけた草むら、隣町の公園、高台から眺める景色。
ワンコが見つけた場所は、飼い主である私たちにもいろいろな発見をもたらしてくれるのです。

特に素晴らしいのが、保護犬を飼わなければ関わるはずのなかった人たちとの交流です。
「可愛い」といって通り過ぎる人、
「触ってもいいですか?」と近づいてくる人、
なぜか食事をくれる人(笑)

この街にはこんなにもいい人が暮らしていたのか!と再発見することとなりました。

カンナ 神社
神社は草や土の匂いに満ちているから好きらしい。

 

薬浴

「カンナ」はもともと疥癬とアカラスという皮膚病を患っていて、ほとんど完治していましたが、しばらくは週に一度薬をつけてやる必要がありました。
水に薬液を溶かしてスポンジに染みこませ、毛の間にすり込んでやります。水に濡れるのが嫌なワンコなので、渋々顔ですが致し方ありません。
でも今では毛がふさふさ。保護された当時の面影はまったくありません。(前編をご覧ください

 

フード

フードは以前から食べていたメーカーのものを引き続き与えることにしました。基本的に何でも食べるので、ときどき野菜やおやつをあげたりしています。でも太りすぎて健康を害するワンコもたくさん知っていますので、適正体重に収まるように時々体重計に乗っていますよ。

 

カンナ体重計
食後には歯磨きをしています。元々奥歯に歯垢がついていたので、最初に除去しました。それでも虫歯になりかけている歯が2,3本ありますので、これからの歯磨きが大事になってきますね。歯槽膿漏などになると様々な病気に結びつくのは人間と一緒です。

カンナ歯磨き
 

トライアルの終了

さて、カンナの2週間お試しトライアルはあっという間に終了しました。
とても大人しい子で部屋の中でもじっとしています。ほとんど吠えません。日本犬(たぶん)らしい神経質なところはありますが、飼い主には忠実でいくつかのコマンドもすぐに覚えます。
この結果から「TERRA」さんからもOKいただき、本譲渡となりました。

さあ、これから本格的に我が家のワンコになります!

 

鑑札・狂犬病予防・マイクロチップ

さて、犬を飼うと居住地の自治体に登録をすることを皆さんご存知でしょうか?
私は知らなかったのですが、「犬の登録」「狂犬病予防注射」この2つは法律によって義務づけられています。

 

<犬の登録と狂犬病予防注射は飼い主の義務>

犬の飼い主には、

(1) 現在居住している市区町村に飼い犬の登録をすること

(2) 飼い犬に年1回の狂犬病予防注射を受けさせること

(3) 犬の鑑札と注射済票を飼い犬に装着すること

が法律により義務付けられています。

(※出典:厚生労働省 犬の鑑札、注射済票について)

 


早速私も区役所に行って犬の登録を行いました。
動物病院でもらった狂犬病予防注射済証を提示する必要があります。その場で鑑札と注射済み票をもらいました。
ちなみに渋谷区の場合は、鑑札の交付に3,000円。狂犬病予防注射済票をもらうのに550円かかりました。詳しくは各自治体に問い合わせてみてください。

カンナ
 

この鑑札と注射済票は飼い犬に装着する必要があります。首輪につけている人が多いようですね。「カンナ」の場合も首輪に小さな鑑札入れをつけて、その中に常時入れてあります。こういった鑑札入れはネット通販でもいろいろな物が売っているようです。

 

「カンナ」は動物病院でワクチンの接種と狂犬病予防注射の他に、マイクロチップの登録もしてもらいました。保護犬、特に野犬だった子の場合は常に脱走の恐れがあります。気をつけていても首輪が抜けたり、リードをうっかり離したりということはゼロではありません。万が一逃げてしまった後のことも考えてマイクロチップの埋め込みは絶対お薦めします。


 

避妊施術

「カンナ」は保護された当時からフィラリアが陽性だったため、しばらくの間避妊手術が見送られていました。そのため我が家に来た時もまだ避妊前でした。保護犬や保護猫は次の不幸を生まないためにも避妊・去勢手術を行うのが普通です。繁殖の予定がなければ手術することをお薦めします。
今回は「カンナ」を譲ってもらった動物保護団体「Terra」さんのお薦めする動物病院で手術することになりました。1泊入院してすぐに退院できます。
退院してからは傷口を舐めないよう4,5日エリザベスカラーをつけて過ごさなければいけません。首の周りに何かまとわりついているのが嫌なのか、さっぱり散歩をしなくなりました。そのため散歩時だけ外し、家の中ではカラーをつけ直すということの繰り返しです。かわいそうですが仕方ありません。

抜糸は約10日後。

エリザベスカラー
視界が悪いので恨めしそうです。

 

トイレ問題

トイレは完全外派のワンコだと聞いていましたが、以前は家の中のトイレでもしていたそうです。公衆衛生の観点からも、いつかは家のトイレで糞尿させることを考えていました。特に雨の日は外出したがらずオシッコを我慢してしまうので、身体にもよくありません。

そこで通販でケージを買ってトイレにすることにしました。


最初に飼ってきたこのケージはサイズが小さいらしく、この中でオシッコをしたりしなかったりでした。いろいろな人からアドバイスをもらい、ケージを継ぎ足してリラックスルームを併設。これでトイレと寝る場所が切り分けられて満足したようです。

犬は猫と同じようにとてもきれい好きな動物です。自分の寝るところが汚れているとなかなかトレイをしないそうですね。


リラックスルームを増築。

 

寝室を作ろう

さて、トイレ問題が解決したところで、夜もトイレの側で寝させるのはかわいそうなのかなと思い始めました。犬はその昔、山中の狭い穴蔵でくらしていたとか。元々野犬だったカンナにもそういう場所があれば落ち着くかもしれないと考えました。

クレートを犬小屋の代わりにしている人も多いとかで、私も早速通販でクレートを買うことにしました。
最初に購入したクレートはサイズが合わず、中になかなか入ってくれませんでした。フードで釣ってからはやっと入ってくれましたが、一晩中入れておくのは苦しそう。そんなこともあって、もっと大きなサイズに買い換えることにしました。
当たり前ですが、クレートを買う際はくれぐれも犬の体長をきっちり測ってからにすることをお薦めします。

クレート
大きなクレートで満足らしい。

 

これから

保護犬「カンナ」は、おっかなびっくりの性格で、他の犬に囲まれるとビビってしまいます。おもわずお漏らししてしまうことも・・・。
小さな子供や知らない人も怖いので、触られるのをすごく嫌がります。この性格を何とかしたい。
私の自宅は代々木公園の近く。犬を飼うのに絶好の場所にいるので、時々公園内を散歩させています。そのため一番の目標はドッグランで他の犬と遊んでもらうこと。
まだまだ怖がってなかなか近づきませんので、いまは外から覗くだけでできるだけ他の犬に慣れるようがんばっています。
いつの日か他のワンちゃん達と笑顔で走り回ってくれることを祈りながら。まだまだ半人前の飼い主も一緒に成長できたらと思っています。


 

 

保護犬の里親になろう

保護犬とドッグランに行こう

 

 

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