セーブペットプロジェクト、愛情の証キャンペーンに関する 活動報告や情報発信をしていきます

ブログ~幸せなペットを増やすために~

2015.09.24  9:17

「殺処分ゼロ」を考える セミナーレポート 《前編》

2015年8月1日に日本獣医生命科学大学で開催された『「殺処分ゼロ」を考える』セミナーを聴講しましたので、内容をご紹介させていただきます。殺処分ゼロを目指す過程の中で、飼い主のいない動物たちが保護されている現場ではどういう問題が起きているのか、そして今後の展望について3名の専門家の先生がそれぞれの観点から話すという興味深いセミナーでした。

最初は、カリフォルニア大学デービス校研究員の田中亜紀先生による「処分ゼロを科学的に考える —シェルターメディシン—」でした。


 

冒頭では、「処分ゼロ」という言葉は凄く綺麗で分かり易い言葉だが、「処分ゼロ」を実践することが本当に動物を助けることになるのか、安心して人と動物が暮らせる地域を実現できるのかという問題提起がありました。ドイツやアメリカでも日本と同じ理由(引っ越し等)で処分が行なわれているが、日本ではそれを「殺処分」という言葉で表現をしているのに対して、ドイツやアメリカでは「安楽死」という言葉で表現をしている。同じことをしているのに、日本では「殺処分」というショッキングな表現をしていることで、悪い評価を受けているのではとの問いかけがありました。


 

次はシェルターとその役目についての話でした。問題行動を起こす犬猫や野良猫の存在、引っ越しや飼い主様の老齢化などでどうしても飼えなくなるケース、ホーダー(能力を超えて犬や猫を多頭飼いしているケース)や繁殖業者による余剰動物が後を絶たない状況では、「動物福祉を守る」「人の安全を守る」「地域の安全を守る」ために、受け皿としてのシェルターの存在は大変重要で、その役目は問題行動も無く健康な犬猫をできるだけ早く譲渡することだそうです。高齢や問題行動、病気等の理由でシェルターに残る犬猫は必ずいるので、現実的には「処分ゼロ」は難しいというお話でした。まtら、シェルターの収容可能頭数を超えると、ストレスで問題行動が悪化したり病気になる確率も高くなり、シェルターメディシンの科学的なアプローチが重要とのことでした。

シェルターメディシン(郡管理)の具体例のお話もありました。例えば交通事故に合って重篤な状態の犬と命には別状はないが皮膚病(真菌)を持った犬が収容されたケースでは、家庭動物のケアであれば交通事故に合った犬の治療を最優先させるが、シェルター内では他の動物に感染が拡がる可能性が高い症状の犬の方の治療を優先するとのことでした。可哀想だから助けるのではなく、科学的・客観的な根拠を元にシェルター内の動物福祉を守ることがシェルターメディシンにおいては最も大切で、そのために、真菌を持っている犬は治療ではなく処分するというシェルターもアメリカには多いという現状には驚かされました。

アメリカでも代表的なNo-Kill(殺処分を行っていない)シェルター『サンフランシスコSPCA』は、貰い手がすぐに見つかりそうな犬猫を選んで収容しているので必然的にNo-kill「処分ゼロ」が実現されているが、道路を挟んだすぐ向かい側にある行政のシェルターでは日常的に動物を処分している。つまりサンフランシスコのすべての収容動物においてNo-killが実現しているわけではないという事実も紹介されました。

田中先生のセミナーを受けて、シェルター内では病気にさせないための予防にフォーカスし、譲渡可能な動物をできるだけ早くシェルターから出すことを最優先されること、その為には常に収容能力を超えないような頭数管理としての殺処分も必要であることがよく理解できました。「殺処分ゼロ」を改めて考える良い機会になりました。


 

《後編に続く》

 

犬の寄生虫ケア

  • 犬のオールインワンのお薬について
  • ネクスガードについて
  • フロントラインについて
  • 犬の寄生虫について
  • ネクスガード フロントライン比較表
  • CMギャラリー

猫の寄生虫ケア

  • フロントラインについて
  • 猫の寄生虫について
  • 投薬日お知らせサービス
  • ペットと一緒にstay home
  • TVCM

    ネクスガードの広告ギャラリーをCheck!

  • おいしく食べる動画おいしく食べる動画

    ノミ・マダニ駆除薬ネクスガードをおいしく楽しく食べる犬の動画集です!

  • ノミダニのお薬比較チェック
  • マダニ寄生カルテ集

    マダニが寄生した犬・猫の様々な写真付きのカルテ集。
    愛犬・愛猫を守るために知っておきましょう。

  • ペットの寄生虫体験談募集中!
  • 犬用デンタルガム(塩酸デルモピノール配合)オーラベット犬用デンタルガム(塩酸デルモピノール配合)オーラベット
  • 災害からペットを守るために、今、私たちができること 3.11を忘れない~災害からペットを守るために、今、私たちができること 3.11を忘れない~
  • お問い合わせ
  • ネコも動物病院プロジェクト
PAGETOP


PAGE TOP