2018.05.16 10:04
LOVE PETの輪インタビュー 第7回 松本伊代さん
「センチメンタル・ジャーニー」でアイドルデビューしたのが16歳。現在でも変わらぬかわいらしさで、情報番組やバラエティ番組で活躍されている松本伊代さん。プライベートでは1993年にB21スペシャルのヒロミさんと結婚され、長男で俳優の小園凌央さん、大学1年生の次男という2人の男の子のお母さんとしても奮闘されています。子どものころから犬や猫を飼っていたという動物好きで、結婚してからもずっと犬と一緒、現在はヒロミさんがリフォームを手掛け完成されたばかりのご自宅で、ご家族と4頭のトイ・プードルと暮らしているそうです。
――まずは、現在飼っていらっしゃる4頭のワンちゃんの紹介をお願いします。
ハナちゃんは9歳のメスで、次男が小学生のときに「いい子にして、ちゃんと世話ができるなら」って条件で知り合いのブリーダーから購入したのですが、結局は私が世話をするというよくあるパターンで今にいたっています(笑)。タロウくんは7歳のオス。ペットショップで購入しました。あとの2頭は、ハナちゃんの娘と息子ですが、タロウくんがお父さんではないんです。ハナちゃんは、タロウくんのことがタイプじゃなかったみたいです(笑)。
――ご主人のヒロミさんも犬好きなのでしょうか。
付き合っている頃にもビーグルを飼っていたし、八王子の実家には大きな犬がいました。かなりの犬好きですね。新婚の時、ビーグルは実家の犬になっていたので、私たちはジュニアというゴールデン・レトリーバーを飼い始めました。長男が生まれてつかまり立ちをするくらいになると、大きな犬と赤ちゃんの共存が難しくなって、ヒロミさんの実家に預けることになったのですが、その後はお父さんが面倒を見てくださって、八王子で幸せな最期を迎えることができました。
子供が幼稚園のころにまた、我が家にビーグルがやってきました。ヒロミさんがゴルフに行って、拾ってきたんです(笑)。プレーしている18ホールの間ずっとついてきて、構っていたらかわいくなっちゃったみたいで。きいたらゴルフ場で管理はしているけれど捨て犬だというので連れて帰ることにしたら、「奥さんがいる」とのことで、2頭引き取ることになりました。2頭でもビックリだったのですが、なんと奥さんが妊娠していて、1か月後には2頭が9頭になっちゃったんです(笑)。
家で出産したんですけれど、最初の子は気づいたら生まれていて、それからヒロミさんと交代で見守り、トータルで6時間くらいかかったかな。やんちゃな子ってイメージだった奥さんが教えてもいないのに胎盤を噛み切っておっぱいをやって、しっかりお母さんをしている姿を見て、「母性本能ってすごいな!」って感動しました。生まれた子どもたちはうちに1頭だけ残して、あとはヒロミさんや私の友達が引き取ってくださいました。
――現在はトイ・プードルが4頭ということですが、ごはんやお散歩など大変ですよね。
そうですね。基本的に私が一人で世話をしているのですが、ヒロミさんがごはんやりをしてくれることもあります。ごはんには、野菜を加えるようにしています。ササミとサツマイモなどの野菜を茹でて冷蔵庫に入れておいて、ドライフードに混ぜてあげるとよく食べるんです。散歩も一人でやりますが、4頭一緒は無理なので、2頭ずつ行くようにしています。
でも一番大変なのは、タロウの脱走癖ですね。気付くと家からいなくなっていて、近所の獣医さんに電話しまくって、人にききまくって、探しまくって……。本当に大変です。
――マイクロチップがあると、チップリーダーのある獣医さんが読み取って連絡してくださることもありますよ。
あ、タロウにもマイクロチップは入っています。
――ノミやマダニの対策はどうしていますか。
以前はフロントライン®を使っていましたが、今は食べるタイプのネクスガード®を使っています。美味しいみたいで、よく食べています(笑)。でも、月一回の与える時期を忘れちゃって。シールもあるのに(笑)。
――フロントラインやネクスガードの売り上げ金の一部がタロウくんが逃走した時に役立つチップリーダーの普及や、不妊去勢の費用など動物愛護のために使われています。薬を使うだけで、間接的に社会貢献ができる仕組みになっているんです。
そうなんですね! 犬好きな友達には、動物愛護団体で保護犬を引き取っている人もいます。犬が欲しいっていう人に「ペットショップで買わないで、引き取って!」って勧めたりして。私も愛護活動に興味はあるんですけれど、愛護団体って遠い場所にあるイメージだし、どうやっていいのかわからなくて……。
――実は、都内にもたくさんあるんですよ。これを機にぜひ、ボランティアを始めてみてはいかがでしょう。
そうですね! ちょっと内気なワンちゃんと話し合いたいというか、一緒にいてあげられるようなことができたらいいなと思っているんです。
――ぜひ! 最後に、ペットを飼っている経験者として、暮らしを楽しむためのアドバイスをお願いします。
今は子どもも大きくなって、「ただいま」って家に帰ってきても犬しか喜んでくれません(笑)。そんな時は、犬がいてよかったって思えます。だから、家をリフォームしている間、犬たちを私の実家に預けていたのですが、すごく寂しかったんです。また一緒に暮らし始めて、ヒロミさんも以前に増して犬に話しかけることが多くなりました。犬がいると、優しくなれますよね。昔は夫婦喧嘩をすると子どもたちが仲直りのきっかけになったけれど、今は犬が緩衝材になっているし、会話のきっかけにもなっています。子供たちが巣立ったご家庭や、寂しい思いをされている方は、ペットと一緒に暮らしてみてはいかがでしょうか。
――伊代さん、今日はありがとうございました。ぜひ、ボランティアにもチャレンジしてみてください。
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