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ブログ~幸せなペットを増やすために~

2016.12.28  9:45

日本の動物福祉最前線インタビュー 特定非営利活動法人 アニマルレフュージ関西(ARK)代表 エリザベス・オリバーさん


 

動物福祉先進国、英国から40年前に英語教師として来日したオリバーさん。日本の動物たちの状況を憂いて1990年よりアークを立ち上げ保護活動を開始し、1999年にはNPO(特定非営利活動法人)団体として承認され、2016年5月には認定特定非営利活動法人(認定NPO法人)に。

オリバーさんご自身も、その活動が認められ、英国のMBE(the Most Excellent Order of the British Empire/大英帝国五等勲爵士)を受勲しています。アークは現在、大阪府に約500頭の動物を保護できるシェルターを保有。

そのほかに里親をみつけるための東京アークを運営していますが、さらに兵庫県篠山市に新施設「アーク国際動物福祉センター」を建設中です。そのアーク国際動物福祉センターでお話をうかがいました。

 

―日本にいらっしゃったのはいつですか?

オリバーさん(以下、オリバー):40年前です。英語教師として来日しました。当時はまだペットブーム前で、野良犬の捕獲や薬物を使った一斉駆除が行われていた時代です。英語教師をしている頃は、真面目な人との付き合いが多かったけど、動物保護の仕事を始めてからは、面白い人に会う機会が増えました。同じ日本人なのに、ぜんぜん違う気質の人たちですね(笑)。

 

―イギリスや海外の動物福祉の状況をたくさん見てこられたオリバーさんが考える日本の問題点はどんなところだとお思いですか。

オリバー:問題は2つあると考えています。1つは行政の問題です。各自治体によってルールが違うじゃないですか。イギリスの場合は、団体が保護した動物の里親は海外在住でも問題はありません。でも日本では、その行政の管轄の中でしか譲渡できないことが多いんです。また、保健所から譲渡する際に不妊去勢手術をしない自治体もあります。これでは数年後にまた、保護する動物を増やすことになってしまい意味がないのです。

 

ブリーダーやペットショップでの動物虐待についても、まだ対応できていないと感じています。これには、行政や獣医師のトレーニングも必要になってくると思います。法律が厳しくなっても、それをまだ上手く使いこなせてないというか……。もちろん、行政のいいところもたくさんありますが、変えていかなければならないことも多いと感じています。

 

もうひとつの問題は、高齢者です。高齢になっても元気な方が多いので、犬を飼うのは良いことだと思います。でも、元気な高齢者が子犬を飼い、10年後には犬を飼うことが難しくなると仮定します。10歳でシェルターに来た犬は、新しい飼い主さんがみつかる確率がとても低いんです。高齢者には譲渡しないという団体も多いのですが、アークでは高齢者にも譲渡をしています。その場合には子犬ではなく、8才以上の犬の譲渡を薦めています。高齢者には落ち着いた成犬の方が飼いやすいということもあるし、犬の将来も考えてのことです。

 

―上記のことも踏まえて、一般の飼い主さんに伝えたいことはありますか。

オリバー:ライフスタイル、住居スペース、お金、時間など、ご自身のできることを動物を飼う前にしっかり考えてほしいと思います。アークでは、これらを面談の際にチェックして、その方のライフスタイルに合った犬を紹介しています。欲しい犬とライフスタイルに合う犬は必ずしも同じとは限りませんよね。アークの方法は厳しいという批判もいただきますが、私たちは譲渡した動物に幸せになってほしい。厳しくしているからこそ、犬の問題で譲渡先から戻されるケースはほとんどないんです。戻って来るのは、飼い主が病気になったなどの特殊な場合のみです。

 

また、都市部では室内で犬を飼う事が多いと思いますが、予防接種や定期的な健康診断などは重要です。そうすることで、公園やドッグランなど、犬と一緒に過ごす場所が安全で快適な場所になるのです。

 

―現在、アークでは年間どのくらいの犬を保護されていますか。

オリバー:大阪アークで約200頭。そのうち130頭ほどが譲渡されます。譲渡されない50頭は、高齢や病気の犬の場合が多いです。

 

―殺処分をゼロにするために必要なこととは?

オリバー:実際には、殺処分をゼロにするのは難しいと思います。病気や年齢の問題がありますから。行政の出す数字はゼロに近づいているかもしれませんが、ブリーダーやペットショップなどで行われている殺処分は含まれていないんですよね……。

 

―今後の目標を教えてください。

オリバー:今はとにかく、「アーク国際動物福祉センター」の完成が目標です。完成すれば日本でも動物福祉先進国であるイギリスと同じレベルの動物保護施設となります。私はこの目標だけは必ず達成したいと思っています!

 

―オリバーさん、ありがとうございました。

 

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