セーブペットプロジェクト、愛情の証キャンペーンに関する 活動報告や情報発信をしていきます

ブログ~幸せなペットを増やすために~

2016.06.01  9:40

動物福祉最前線インタビュー NPO法人 東京キャットガーディアン 代表山本葉子さん


 

東京の大塚、西国分寺にある猫カフェ風開放型シェルターを拠点に活動を行うNPO法人・東京キャットガーディアン。

その他にも猫カフェスクールや保護猫付きシェアハウス、そして、飼い主にもしもの事があった場合の猫の行く末を保証する積み立て企画「ねこのゆめ」など、独特な展開も行っています。

ビジネスマインド溢れる山本葉子代表にお話をうかがいました。

 

―東京キャットガーディアンを始めたきっかけを教えてください。

 

山本葉子さん(以下、山本):この活動を始める前は、チャペルウェディングなどを手掛けるイベント会社やライブハウスを経営していました。

元々、犬・猫・タヌキ・アライグマなどを飼っていて、個人シェルターみたいな感じではあったんです(笑)。猫の健康診断に行った病院で、個人の活動家の方と知り合ったのがこの道に進むきっかけでした。

ちょうど自分の家を建てるタイミングだったのですが、建ててみたら「ここ、シェルターにピッタリじゃない」ってことになって、30頭の猫の保護を始めたのが15年くらい前。正式に保護団体を始めたのが2008年です。

 

―東京キャットガーディアンの運営は、非常にユニークですよね。今日うかがった大塚シェルターの譲渡スペースは猫カフェのようですし。

 

山本:動物保護の活動家は、私財を投じて行っている人がとても多いんです。私には財産はないけれど、ビジネスの経験があったので、ビジネスで培った知恵でどうやったらお金が回るかを考えました。

大塚のシェルターは、1階にリサイクルショップと動物病院。5階に猫カフェ&譲渡スペースがあります。5階には平日30人、休日には多い時には90人もの方がいらっしゃるのですが、その方たちにまず、入場料代わりの寄付をお願いしています。

1階では無償で提供していただいた物品の販売やリサイクルで利益が生まれます。

この利益でシェルターの家賃や光熱費、スタッフの賃金をまかなっています。また、自前の動物病院を経営する事で医療費を抑えています。

 

―最近では、「猫付きシェアハウス」がメディアに取り上げられていますが、このシステムを教えてください。

 

山本:子猫は譲渡先がみつかりやすいけれど、成猫やハンディキャップのある猫はなかなか譲渡先がみつからない。この論理だと、施設にどんどん引き取り手のない猫が増えていってバッドスパイラルに陥ってしまいます。

そのために始めたのが猫カフェや猫付きシェアハウスです。猫付きシェアハウスは、年内に10件が完成予定ですが、それらのシェアハウスで暮らす猫は全て成猫です。

民間の会社との協業になりますが、うちでは猫の手配やうまく猫を飼育するための様々なアドバイス、健康管理などを行います。

住民の方に世話をしてもらい、費用負担もしてもらう。シェアハウスを卒業するときには、猫の譲渡も可能。いわゆる成猫の外部シェルターという考えで運営しています。

 

―愛猫を飼いきれなくなったときのための策も考えておられますね?

 

山本:高齢者のペット問題を考えて作ったシステムが「ねこのゆめ」です。

これは、飼い主さんの「ギリギリまで一緒に居たい」と「この子の行く先を考えておく」を両立させるための1つの方法で、毎月3,800円を最長6年積み立てるというもの。

飼い主さんの亡くなった後、可能なら譲渡し、譲渡できなかった場合は最後まで私たちが面倒をみます。

 

―東京キャットガーディアンでの譲渡のポイントは何なのでしょう。

 

山本:審査のときに大事にしてるのは、“惚れているかどうか”です。恋愛と一緒ですね。

厳しい局面になったときに、これが大事になるので。

うちでは他の団体さんでNG要件になりがちな男性の一人暮らしの方でもOKです。大事なのはその人自身であって、属性ではないからです。

逆に、うちではダメでも他の団体ではOKということもありえます。これはご縁の問題ですから。

譲渡も一回で決まる方もいれば、何回も来て半年がかりでじっくり決める方もいます。惚れる猫に出会ってほしいですね。

 

―セーブペットプロジェクトでは、犬や猫の殺処分数減少を目指しています。殺処分を減らすためには、どのようなことが必要でしょうか?

 

山本:行政と民間の協力が必要でしょうね。

私たちの団体では、「ねこねこ110番」という活動をしています。

「猫を飼っているのがバレて、アパートを追い出されそうだ」という相談には、行政は法に則した回答しかできない。

でも、私たちは“民間だからこそできる”アドバイスをして、保健所行きを回避してもらうことができる。

行政と民間では、それぞれの立場で方法論が違いますから、そこにはすみ分けも必要だと思います。

 

―今後の展開について教えてください。

 

山本:猫付きシェアハウスや猫付きマンション、東京キャットガーディアンのノウハウをフランチャイズ化しようと思っています。

企業に参入してもらうことで安定収入を得られますから。

また、建物管理の事業も考えています。マンションやアパートの管理を団体ですることで、地域猫を観察しながらTNR(Trap-Neuter-Return Program)活動ができます。

今、地域の方がボランティアでやっていることを団体がお金をもらいながらやる。

また、TNR活動には、ブリーダーさんやペットショップにも協力してほしいと思っています。地域猫は、彼らの競合相手になりますから。

 

―動物にやさしい国になるために必要なこととは?

 

山本:教育が大事だと思います。

なぜ、猫にひっかかれるのかというと、猫がイヤがることをするからです。

それを「問題行動」と言われますが、むしろ人間に問題があるわけで。

わたしは啓発を目的としたYoutubeチャンネルを持っています。ゆくゆくはテレビ番組を持ちたいと考えています。

そして、ペットを飼ったときに最初に接触する動物のプロは獣医師の先生なので、動物病院向けの紙媒体を作って、一般の方への教育も広めたいですね。

 

―山本さん、ありがとうございました!

 

NPO法人 東京キャットガーディアン http://www.tokyocatguardian.org/

日本の動物福祉最前線 インタビューシリーズ

犬の寄生虫ケア

  • 犬のオールインワンのお薬について
  • ネクスガードについて
  • フロントラインについて
  • 犬の寄生虫について
  • ネクスガード フロントライン比較表
  • CMギャラリー

猫の寄生虫ケア

  • フロントラインについて
  • 猫の寄生虫について
  • 投薬日お知らせサービス

投薬お知らせサービス

ノミ・マダニ駆除薬、フィラリア症予防薬の定期投与を忘れないためのお知らせサービスです。

  • TVCM

    ネクスガードの広告ギャラリーをCheck!

  • おいしく食べる動画おいしく食べる動画

    ノミ・マダニ駆除薬ネクスガードをおいしく楽しく食べる犬の動画集です!

  • ノミダニのお薬比較チェック
  • マダニ寄生カルテ集

    マダニが寄生した犬・猫の様々な写真付きのカルテ集。
    愛犬・愛猫を守るために知っておきましょう。

  • 犬用デンタルガム(塩酸デルモピノール配合)オーラベット犬用デンタルガム(塩酸デルモピノール配合)オーラベット
  • 災害からペットを守るために、今、私たちができること 3.11を忘れない~災害からペットを守るために、今、私たちができること 3.11を忘れない~
  • お問い合わせ
PAGETOP


PAGE TOP