セーブペットプロジェクト、愛情の証キャンペーンに関する 活動報告や情報発信をしていきます

ブログ~幸せなペットを増やすために~

2021.04.21  9:41

「一般社団法人はーとinはーとZR 池上代表理事にお話を伺いました」


SPPでは2010年から毎年動物保護団体に医療費支援を行っており、現在、支援先は13団体に増えています。
このブログでは昨年から新たに支援先となった団体を紹介させていただきます。

今回は、一般社団法人はーとinはーとZRの代表理事、池上 奈穂さんにお話を伺いました。
池上さんが保護活動を始めたきっかけや団体設立までの経緯については、犬や猫のために何か活動を始めたいとお考えの方にとっても大変興味深い内容だと思いますので、是非ご一読ください。







私が保護活動について知るようになったのは、ちょうど10年前、2011年でした。
看護師の仕事を辞めて時間ができたので、アレルギーを持つ愛犬たちのために手作り石鹸やアロマの教室に通うようになったんです。
同じ頃に、情報共有するために始めたFacebookを通して『この犬の命の期限がいつまで』という投稿を見て、犬を取り巻く状況ってこんなに酷いんだと、もの凄く驚きました。

幼い頃から犬も猫も大好きで、当時は犬2頭、猫2頭と暮らしていましたが、殺処分については全く知らなかったので、何かしたい!自分が出来ることは?と考えました。
まずは、保護犬のお散歩ボランティアをするために郊外のシェルターへ通い、近隣の保護団体の一時預かりボランティアになり、チワワを1頭預かりました。これが今の活動の原点でしょうか。

当時、その犬を連れてお散歩していると『新しく犬を飼ったの?』と聞かれるので、「この子は保護犬なんだ」と答えると『保護犬ってなに?』と聞き返されるような状況でした。まだまだ認知が低かったんですね。

ご近所で『犬の保護をする人』と認知されたのか、知り合いから、千葉県で犬を飼っていた老夫婦が亡くなり、行き場のない犬たちが残されて困っているという情報が入ってきたんです。不妊去勢もしておらず、どんどん頭数が増えてお世話が追いつかなくなるという多頭飼育崩壊でした。
『どうしたら良いのか分かる?』と聞かれたので、知り合いに問い合わせてみましたが『千葉のことは千葉で活動する団体に聞いて』という返事が返ってきたり、何もお返事をいただけなかったこともありました。

その後、保健所が半分ほどの犬を捕獲しましたが、残っている犬ごと家を取り潰す予定だと聞きました。それで居ても立ってもいられず、自分が行くしかない!と現地へ向かったんです。
そこは糞尿が堆積した衝撃的な状況で、まだ9頭の犬がいました。餌をやってくれていた近所の方に聞くと、比較的人慣れしていそうな子は近所の方が貰ってくれたり、個人で保護している人が連れて帰ってくれたりしましたが、残り3頭は行き場が無いと聞いて「連れて帰ります!」と言ってしまいました。今考えるとよく言えたなと思います。

その3頭は中型犬雑種で、1頭は脚にハンディがあり、もう1頭はビビリ、もう1頭は噛むという譲渡が難しい犬たちでしたが、何とか自分で新しい飼い主さんを探そうと決意しました。
結局噛む子はトライアルに出ても毎回戻ってきてしまい、最後には脱走して交通事故で背骨が折れてしまったので、我が家で迎えることにしました。その後も、お金さえ払えば誰にでも保護犬を譲渡してしまう人や、寄付金を保護犬には一切使わず自身が経営する施設の赤字を補填するために使うような人と遭遇し、ボランティアの善意を食い物にするような人がいることを知りました。
そこで、団体に所属するのではなく、志を同じくする仲間たちと一緒に「しっぽの里親探し はーとinはーと」という任意団体を作りました。
それが2014年のことです。

その後、保護犬の大腸癌を治療するために紹介された動物病院で院長をしていた平林 雅和先生(現在の一般社団法人はーとinはーとZR理事)と出会いました。
保護犬のダックスフントを譲渡後もその動物病院で治療するという条件で譲渡したのですが、その後音沙汰がなくなってしまいました。
このままでは病気が悪化してしまうので、譲渡先から引き取り、急いで動物病院へ連れて行ったのですが、薬も飲ませていなかったこともあり、癌が骨盤や肺にまで転移し、結局亡くなりました。

この出来事をきっかけに、平林先生から「譲渡するだけでなく啓発も行わないと良い社会にならない。
教科書に載るような活動を目指して、小学校で命の教室もやろう!」と提案され、一般社団法人はーとinはーとZRを設立しました。







よく聞かれるのですが、ZRは平林先生の動物病院を経営している会社の名前です(笑)これが2016年のことです。
平林先生には、高度医療が必要な保護犬・保護猫の治療を担当していただいています。







法人化して良かった事は、公益社団法人アニマル・ドネーションの認定団体となることができ、寄付を得る手段が増えたことです。
その繋がりでSPPから医療費の支援もいただけるようになり、大変感謝しています。昨年度、犬は186頭、猫は24頭保護したのですが、そのうち128頭の医療費はSPPからの寄付金を使わせていただきました。
法人化する前は医療費のために年間100万円近く持ち出しをしていたのですが、現在はお陰様で個人の持ち出し無しで運営できるようになって来ました。
本当に助かっています。







ただ安心してもいられないのが、ブリーダーからの引き取り依頼が急増していることです。動物愛護管理法の改正による数値規制が決まったことで、どんどん繁殖犬を手放そうとしているようです。省令が出される今年の6月以降は更に心配です。

私自身、保護犬の存在を知る前に迎えた愛犬は2頭ともペットショップから購入していることもあり、ブリーダー全てを悪だとは決めつけていないので、ブリーダーからもレスキューを行っています。
その際は現場を見せてもらい、今後の方針を聞いた上で「頭数を減らす」「犬種を減らす」「繁殖犬からの引退年齢を引き下げる」という私たちの提案を受け入れた先に限ってレスキューを行っています。
私たちが関わることで飼育環境が良くなったブリーダーさんもいますし、どういう家庭に譲渡されたのかを知りたいという方や、リタイアした犬たちの名前や誕生日をしっかり把握している方もいて、犬たちのことを考えている方もいることがわかりました。

私たちの活動の特色は、犬猫だけでなく迎え入れた飼い主さんにも幸せになってもらうことを心がけてマッチングしていることでしょうか。
ですからお申し込みいただいたらじっくりお話を伺い、この犬が欲しい!と希望される犬よりも、別の子の方がこの飼い主さんには合うと思えば、そちらの子をお勧めしています。
また譲渡に関しては、年齢や家族構成などでお断りすることはなく、責任を持って飼ってくださる方なら、マッチングを優先して譲渡しています。
最近は、ペットショップより安いから保護犬保護猫が欲しいという方もいるのですが、その後の医療費などを考えると生体の価格以上にお金が掛かることも多いですよと伝えています。それで無理だという方は譲渡をお断りしています。

現在の活動規模ですが、一時預かりさんは10数名しかいないので、私の自宅がミニシェルターと化していますね。
引き受け手が無いような、先天的な病気を持った犬や噛む犬を熊本や岡山から引き受けることもあるのですが、そうそう簡単に譲渡出来ないので、そういう犬たちを常時10頭くらい自宅で預かっています。
去年は一時的に30頭の保護犬が居たこともあり『私は犬が好きじゃない!』と思うこともありました(笑)

それでも活動を続けていられるのは・・・守りたい命への責任感です。ボランティアさんや新しい飼い主さんたちも活動を応援してくれていますので絶対に団体は潰せない!と思っています。
ただ正直なところ、普通の一時預かりボランティアに戻って、1頭1頭のケアと譲渡に専念したいと思うこともあります。
活動を始めた頃のように、保護活動も趣味の1つとして関われたら随分気楽なのになあ、と。はーとinはーとZRでは譲渡して半年間は新しい飼い主さんから譲渡後の報告を送っていただくのですが、本当に犬猫たちの表情が変わるんです。
新しい飼い主様からも『この子を迎えられて本当に幸せ』というお言葉を頂くので、本当に良かったと思います。やっぱりこの活動はやめられませんね。

最近考えている悩み事といえば、シニアになった自分の愛犬愛猫たちのことです。今まで他の犬猫たちの医療やケアにほとんどの時間を取られてきましたから、飼い主として彼らを幸せにしてあげられているのだろうか?と。
一般の家庭のペットであれば飼い主さんを独占できますし、愛犬たちにも新しい飼い主さんを募集した方が良いのかも?と思ってしまうくらい、きちんと見てあげられないことが申し訳なく、葛藤していることです。







新型コロナウイルス感染症の影響ですが、ボランティアさんたちを感染させる事は出来ませんから、お休みいただいている方もいます。
同時に譲渡会も開催出来ませんから、活動を以前の規模で行うことが難しくなっていますね。
初めて犬を飼うという方は「色々な犬を見て、その中から選びたい」という希望が多いんです。
譲渡会なら多くの家庭で預かられている犬たちが集まってくるのですが、今は個別にお見合いを行っているので、一度に沢山の犬が見たいという要望には応えられていません。
マッチングの面でも、譲渡会なら「この犬はどうですか?」と希望があった犬よりもその飼い主さんに向いていると思う犬を見てもらえますが、それも出来ませんから、やっぱり影響は大きいですね。

一方で、自宅で過ごす方が増えたこともあり「保護犬を迎えたい」というお問い合わせは増えているので、譲渡の活動自体が止まっている訳ではありません。
ただ懸念されているように、通常の通勤する仕事が始まった時に「もう飼えない」と言われてしまうと怖いですよね。
うちにも1件、コロナ禍で犬をペットショップから迎えたという方から『世話できなくなったので引き取って欲しい』という相談がありました。

保護、譲渡はもちろん、犬猫に関わる活動はオンラインでは完結できませんから、1日も早く日常を取り戻したいですね。
以前のように譲渡会やフリーマーケットを行い、犬猫を迎えたいという希望者さんやボランティアさんたちとも顔を合わせて活動することが、如何に有意義だったのかを痛感しています。







一般社団法人はーとinはーとZR https://hinhzr.org/

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