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ブログ~幸せなペットを増やすために~

2021.04.14  9:14

SPPブログ「特定非営利活動法人 猫と人を繋ぐツキネコ北海道 吉井代表理事にお話を伺いました」


2021/03/18
アニマル・ドネーション 松原 賢




SPPでは2010年から毎年動物保護団体に医療費支援を行っており、現在、支援先は13団体に増えています。
このブログでは昨年から新たに支援先となった団体を紹介させていただきます。

今回は特定非営利活動法人 猫と人を繋ぐツキネコ北海道の代表理事、吉井美穂子さんにお話を伺いました。
永年預かり制度でも注目を集めるツキネコ北海道を作り、経営者としての経験を活かして猫の保護・譲渡活動の規模を年々大きくしてきた吉井さんのパワフルなメッセージをお伝えします!







私が初めて猫を保護する活動に関わったのは20年くらい前のことになります。
美容室を経営していたので日々多くのお客さまとお話ししていたのですが、ある方から「野良猫」についての相談を受けました。
今考えると不思議なのですが、何の経験も無いのに「任せてください!」と返事してしまったんです。
それが保護活動に踏み出したきっかけです。

その後、飼い主さんが山菜取りに出かけて行方不明になった案件に関わることになるのですが、お家に行ってみるといわゆる多頭飼育崩壊のゴミ屋敷状態でした。
その当時は相談するところもなく、何もわからないままSNSでレスキューの発信をしながら問題解決の為に奔走しました。
そうするとなんと!全国から支援物資が送られ、ボランティアさんも集まってきたのです。
その当時の仲間達は今も一緒に活動してくれています。

そこからとにかく「不幸な猫を1匹でも減らしたい、増やさない」という思いで活動を続け、2010年には札幌初の保護猫カフェをオープン、2012年にはNPO法人の認可を受けました。







現状では、北海道でも多頭飼育崩壊が相次いでおり、2021年は2月だけでも50頭もの猫たちを保護したので、抱えている保護猫は200匹を超えています。
猫たちは2軒ある保護猫カフェ、ツキネコカフェに60匹、ニャイダーハウスに20匹ほどいて、他に2箇所の保護場所にも20匹ほどが生活しています。
残りの100匹は一時預かりボランティアさんのお宅ですね。
預かりボランティアさんは200名以上の登録があるので、保護が相次いでも過密になることはありません。

私たちは、北海道で唯一の猫の相談窓口を設けている団体なので、一般の方から直接電話相談が入り保護するケースがあります。
もちろん行政からもレスキューしていますし、最近では高齢者施設のソーシャルワーカーさんや、病院の相談員さん、地域包括センターの職員さん等、高齢者の問題として様々なところから相談が入ります。
また多頭飼育崩壊については人の問題を扱っている、市町村の生活衛生課から直接相談が来ることも増えました。

当団体が札幌市内の中心部にあることや組織に力がついてきたこともあり、多頭飼育崩壊にも何とか対応できているので、行政としても相談しやすいのかもしれません。
市内に関わらず北海道内各地から相談電話が毎日のように入ります。
高齢者の飼い主さんが亡くなってしまったケースや退去命令が出て行き場を失った猫たち、また状態が悪い多頭飼育崩壊などは緊急性を考慮して優先的に受け入れています。
猫の相談を通して高齢者の孤立化などの社会的問題に取り組むことも増えてきています。今後もそのお手伝いができればと考えています。







近年になって多頭飼育崩壊が問題視されるようになってきましたが、実は昔から事例としては存在していました。
ただ以前は全て自治体が収容、殺処分していたので問題として表に出て来なかったんです。

世間で「殺処分ゼロ」を目指しましょう!という機運が高まり、私たちの拠点がある札幌市でも条例が変わるなどして、自治体は猫を受け入れなくなりました。
「飼えなくなったのなら自分で次の飼い主を探しなさい」と指導されます。
しかしこれは事実上引き取りを断っているんですね。

結局、飼い主さんは一人では抱えた問題を解決出来ないことが多くて、捨てられる猫が増えていますし、私たちのような保護団体に猫たちが回って来ているのが現実です。







正直なところ、行政の対応としてそれが正しいのだろうか?と考えさせられることがあります。
私が現場で実際に対応した事例ですが、殺処分された方が苦しまずに済んだのではないかと思うほど過酷な状況下にいる猫たちを保護しました。
本当に地獄でしたよ。飼い主は解決能力がなく行政からはケージの提供がありましたが、猫をケージに閉じ込めることしかできなかったようでした。
面倒を見ることもままならず結果的には生き絶えるのを待っていたと思われます。この事例については悲惨すぎて未だに自分の中で整理が出来ていません。

猫の相談窓口を設けたことにも通じるのですが、飼い主さんが問題を抱えていては、猫たちは幸せになれないんです。
だから私たちは猫のために、飼い主さんに寄り添わなきゃいけないと考えています。
飼い主さんの問題解決を手助けして生活を改善できれば、人間はまたやり直すことができると思います。
そして猫達は『適正飼育』してもらえる環境で暮らせるように繋げてあげるのが私たちの役割なのです。







一方で、飼い主側の意識も変えることも重要です。
多頭飼育崩壊しそうな家庭があると相談を受けたので、訪問してまずは不妊去勢手術をしましょうと提案していたのですが、そのご家族から後日「余計なことをするな!」と怒鳴り込まれてしまいました。
飼い主さんには所有権がありますから、いくら私たちが現場で頑張っても限界があります。
自治体にも間に入ってもらいましたが、結局は何も出来ませんでした。

そうなってから不妊手術をとなってもメスだと3〜4万円かかりますよね。
その数十匹分という金額を一般家庭で支払うというのは難しいので、どんどん数が増えてしまい崩壊してしまうのではないかと思うんです。
「あの時、たった1頭を繁殖制限していれば・・・」ほとんどの飼い主は猫が発情するサイクルの速さに驚き、気づいた時にはすでに手遅れとなるのです。

私たちはこの活動を始めた当初から『適正飼育』の大切さを伝え続けていますが、『適正飼育』の概念が年代によってかなり変わると思います。
この部分に関しては行政主導でしっかり啓発していただきたいと思います。
完全室内飼いの徹底!猫を家の外に出さない、不妊去勢手術をしようというような当たり前の話ですが、地方ではまだまだ浸透していないですね。







まず、大切なのは自分達のライフスタイルに合った猫を迎えるということだと思います。
高齢者が子猫を飼うのはあまりお勧めできません。
だから私たちは「永年預かり制度」をNPO法人の立ち上げとほぼ同時期に始めたんです。
猫を「飼う」のではなく「預かる」という形態を取りました。
もし病気などの理由で猫の世話ができなくなったら、いつでも団体に戻してくださいという仕組みです。私も還暦を迎えましたが、まだまだ元気なことを実感しています。
保護猫と暮らすことに年齢制限を設けると、猫たちが家庭で暮らす機会を逃してしまうじゃないですか、もったいないですよ。







それもこれも、預かりさんがたくさんいる組織を作れたことが大きいんです。
組織化とシステム化によって、多頭飼育崩壊にも対応できるし、結果として1年間に400頭以上の猫を保護出来ているんだと思います。

私には会社経営よりもNPO事業の方が向いていたんだと感じることが多いです。
これまで美容院の他にエステや飲食などの店舗も経営してきましたが、会社というのは結局のところ対価ですよね。
売り上げ目標を作って、達成できたら次の店舗を出すという繰り返しです。
結果、いい暮らしが出来たり、いい車に乗れたりはしたけれど、達成感が無かったんです。
従業員にも何を伝えるべきか分からなくなっていました。

でもNPO事業には必ず使命がありますよね。自分が何を目標にするべきか明確ですよね。
私が何を伝えるべきか、悩んだことはありません。
私の役割はボランティアさんのパーソナリティを引き出して、どんどん成長してもらうことですね。
そうすることでボランティアさんもこの活動にやり甲斐を感じるようになり、団体が掲げた目標に向かいみんな楽しんで活動出来ていると思います。







NPOを運営しているスタッフは10名です。5名は裏方の事務を担当してくれています。
カフェ含め施設が4つありますから、スタッフの5名は現場にいて、それに有償ボランティアさんが3〜4名、無償で施設での猫のお世話などに関わってくれているボランティアさんは30名くらいでしょうか。
それに預かりさんが200名いますから、私が経営者としてやっていた事業よりも、NPOとしての方が規模は大きいんですよ。







今の課題は最終目標の《終生飼養施設の設立》と繋がっていますが、人馴れしていない猫が必ずいます。
その猫たちはすぐに譲渡も出来ませんから、そういう猫たちの居場所が必要だということです。

私たちが捕まえられないような猫を貰ってください!とは言えませんから。
まずは小さな施設ですが、時間のかかる猫たちのための家を用意できたので、そこを広げてのんびり自由に暮らせるようにしてあげたいんですよ。

札幌市中心部では難しいとは思いますが、郊外にある過疎化した市町村などと提携して猫と人間が共生できるような場所作りがしたいです。
畑や作業場を作って雇用を生み出し、事業展開をしながらその中では猫たちも自由に屋外でのんびり過ごしているようなイメージです。

私が大自然に囲まれた田舎の出身なので、ケージの中で暮らさせるより猫らしく自由気ままに生活して欲しいのです。私はいつも5年スパンで色々と計画を立てるので、夢の猫村はあと3〜4年で実現させたいですね。







コロナウイルスの感染拡大は団体にとっては、良い転機になりました。
うちは接客、サービスに力を入れている保護猫カフェだったので、食事も出していたしパフェも凝ったものを作っていたんです。
それが一切出来なくなりました。カフェの売り上げは10分の1になったんです。







得意だと思っていたお客様を迎え入れるサービスが出来なくなったことで、結果的に考える時間ができたのでスタッフでミーティングを繰り返して知恵を絞りました。
これまで接客に費やしてきた時間や労力をSNSやYouTubeなどに向けたことで、多くの皆さんに私たちの活動や猫たちを知っていただくことが出来ました。

それにいただいたメールにはしっかり返信する、お礼状を出すというだけで、再び寄付をくださる方が増えたんです。
その寄付金と同じの利益をコーヒーで得ようとしたら何杯分になるのか。その意識の転換をコロナが促してくれました。

定期的にいただけるSPPからの寄付は非常に助かっています。
譲渡費用だけでは保護猫の医療費は賄えませんから。







一方でスタッフや預かりボランティアさんの猫のケアのスキルも上がってきたので、1頭あたりの猫にかかる医療費は年々低減させることが出来ています。
とはいえ、駆虫は不可欠なんです。
多頭飼育も野良猫も、あんなに山ほど買っていても駆虫薬はすぐに無くなるので。
きちんと動物病院から買いますから、保護団体割引があれば助かります!(笑)




ツキネコ北海道 https://tsukineko.net/

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